マスター☆ロッド げいんざあげいん

第五話:アルフレッド君とカレンちゃん(5)


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「んあああっ、あああんっ、もう、もう許してぇ……」

 両手を拘束され、足をM字に開かされた状態で、アルテの下半身を徹の指が責め立てる。
ぐっちゅぐっちゅと、周囲に響く淫猥な音の元は徹の指によって捏ね回されたアルテの股間からである。

「うーん、ちょっとがっかりかなー、――ま、自分であれだけ木型バイブ持ってたら試しちゃうよねぇ……」

 そう、残念な声を上げる徹は尚もゆっくりと中指をずぶずぶと、アルテの膣へと抽送する。

「んっ、あっ、なにこれ、ごつごつして、ボクのお腹の中こすれて変になるぅううう!!」

 徹の節くれだった指は、その太さでアルテが知らない膣内の壁の奥を刺激し、そしてうねうねと動く指で、ピンポイントにアルテの中を開発していった。それは単純な木型の挿入では決して得られない、アルテの表情や体の動きを読み取り、意思をもって自在に変化する連続的な愛撫であった。

「あ、ああああんっ、――き、きもちいい、ぼく、ぼく、――こんなにきもちいのはじめてだ……ふああんっ」

 徹が指を前後する度にぷちゃぷちゃと、アルテの花弁は愛液を滴らせ、その新しい快感を貪欲に貪る。腰がビクンビクンと揺れる度に、アルテのあそこから尻穴まで愛液が垂れ、光に照らされ、いやらしく輝いた。

「――くっくっくっ、一人じゃこんな事もできないだろう?」

 そう呟き、徹はアルテの股間に顔を近づけ、ぬちゃり、と舌を膣口に捩じ込んだ。
 ちゅくちゅく、ぬちゃぬちゃ、と膣口の入り口を優しくかき混ぜる。

「――んあっ、ふああああ、だめぇ……、うあああああああ、きもちいいよう……」

 とろんと、その感覚に陶酔するアルテ。さらに徹はその舌をついっと、下へ。アルテの尻穴へと移動させる。

「――え、やだ、そんなとこ、ボク、弄ったことも……――ひぃやぁん、あ……、――ふ、あ」

 徹の舌先が濡れ細ぼったアルテの肛門をぬろぬろと舐り始める。

 ――ねちゃっ、ぺちゃぴちゅ、ぬろん、ちゅちゅぱ

「――んっ、――あっ、――ふっ、――うっ、んっ、――ああんっ」

 時折徹がちょんちょん、と舌の先でひくつく菊門をつつくと、アルテの後ろの穴はきゅ、きゅ、とそれに答えるように伸縮するのであった。

 (さて、頃合いかな?)

 徹はアルテの股の下で後ろの穴を尚もしつこく舐め回しながら、先程倉庫から取り寄せた道具袋を取り出す。その手にあるのは小さな小型の玉が連続して棒状のようになっているいわゆるアナル用のバイブである。ちなみにこれらの器具はすべて徹の煩悩とエロスに偏った変遷ブロックから出来た謎植物、その身にバイブやローター等を宿す、【玩具の木】からの副産物である。振動の動力源はマスターロッドの魔力なので、実に大地にやさしい天然ものの淫具であった。

 そのアナルバイブの中から一番小さいものを取り出し、徹はアルテの尻穴にそれをあて、
 ずぶぶ、とゆっくりと挿入を始めた。

「――ひ、うあ、や……だぁ、そんなの、そ……んな……ふ、かは……」

「だいじょうぶ、だいじょうぶ、ほら、力抜いて息吐いて?」

 その徹の言葉にアルテは言われるがままにに下腹の力を抜いてしまう。その瞬間、ぬぬぬとアナルバイブがアルテの菊門にゆっくりと滑り込んだ。

「ふ、……あ……あ……あ……あっ……あ!! や……だぁ、きもちわるい、ボクの中に、はいっちゃってるよぅ……」

「気持ち悪くない、これはきもちいんだよ?」

 ちゅくちゅく、と前後にゆっくりとアナルバイブを抽送する徹。そのついでにクリトリスを舌でちゅぱちゅぱと、口に含んで転がした。

「ふぁっ、――あ、――あ、だめぇ、う……っ、あっ、お尻熱い、ボクのお尻熱くなっちゃう!!」

 ――ちゅくちゅく、ちゅくちゅくちゅく。

 尚も徹は前後にアナルバイブを揺する。決して激しい抽送はせず、細かく、小刻みにアルテのお尻をほぐしていく。

「んああああ……、だめぇ……、ボク、またえっちになっちゃうよぉ……」

 ――ちゅくちゅく、ちゅくちゅくちゅくと、菊門が鳴き、
 ――ちゅぱちゅぱ、ちゅるちゅるちゅると、クリが嬲られる。

「ふああああ……、――どうしよう……ボク、ボク、おしり、きもちいの。こんなの、はじめてなの」

「それじゃ、もっと気持ちよくして上げよう」

 徹はそう言うと、ローターを再びアルテの両胸にあて、そしてテープで固定する。その意味を理解したアルテの瞳の奥に、少しばかりの恐怖と、快感への薄暗い期待が宿る。

 ――だが徹は、さらにアルテの予想の上を行く。

 徹はローターを胸にセットすると、アルテの拘束を解き、そしてその体を抱え上げ、駅弁ファックの体制で逸物を彼女の花弁へ、ひたりと当てた。

「しっかり捕まってるんだぞ? アルテちゃん」

 その徹の言葉を意味を知り、アルテは――まって、と喋ろうとするが、その前にずぬぬ、と徹の逸物がアルテの膣口へと割り込み、

「んああああああああああああああああああ!!」

 アルテの体が、大きく仰け反る。

 徹は、そのままゆっさゆっさと、二、三回体を振り、腰の位置を調整する。

「ああんっ、ふぁああああんっ、おっきいいい、こんな、だめぇ……、お願い、ボク……ボク、こんなにされちゃったら」

 徹の首へと両手を回し、膣とお尻、二箇所からくる快感に脳を塗りつぶされつつも、アルテは懇願する。

 ――ずん、ずん、と徹が腰を振り、ぬちゃ、ぬちゃ、アルテの膣が音を立てる。
 ――むにん、むにん、と徹がアルテの尻肉を揉む度に、くちょん、くにゅんと尻穴にささったバイブがアルテの腸内を刺激する。

「お、ねがい、だめ、もうだめ、……、きもちい……、――きもちいの、……ボク、ボク、もう……」

 ――戻ってこれないかも

 そう、諦めたようにアルテは呟き、自ら徹に縋りつくように、キスをした。
 その瞬間、両乳首のローターがヴィイイインンと音を立てて動き出す。

「ふああああああああああん!!」

 胸と、膣と、お尻、その3つから来るかつてない快感に、今この時よりアルテは完全にその快楽に溺れる。貪欲なる快感への渇望。それが彼女の内なる本性であった。

「ああんっ、――うあんっ――きもちい、――あそこも、おしりも、おっぱいもとけちゃうほど熱くなって、――あああ、ボクもうどうにかなっちゃうよぅ!!」

「うんうん、そうだ!! 気持ちいことはいいことだ!! うん、アルテちゃんの中も気持ちいぞぅ!!」

 まるで子供の様に縋りつくアルテの頭を撫でながら徹は容赦なく腰をアルテへと打ち付ける。その反動で、彼女の尻に刺さっていたアナルバイブがずるり、と抜け、からんと地面に落ちた。

「ふああああああんっ!!」

 そしてアルテは知る。ああ、お尻の穴は入れる時じゃなくて、出す時が気持ちいんだと。アルテの体に、また一つ新しい快楽が刻まれていく。

 そんなアルテの気持ちを察してか、徹はバイブの代わりに中指をにゅるん、と寂しそうにひくつくアルテの尻穴へと滑りこまされた。

「ふぁ……!! あんっ、あんあんっ、きもちい……、ああああんっ男の人の指ってこんなに気持ちいなんて……、あんっ、ああああんっ、ボク、しらなかったよぅ……」

「――アルテちゃんが素直にしてれば、これからもいっぱい仕込んでやるぞ、それそれそれ!!」

「――んあっ、いいっ、ああああんっ」

「ほらほらほらっ、また尻穴から指を抜いて欲しいんだろう? ならおねだりしろ、『徹様、アルテのおしりをほじほじしたあと、一気に抜いて下さい』ってな?」

「んあああんっ、やだぁ、そんな、ボク恥ずかしい……いじわるしないでぇ、ああん!!」

「はい、罰ゲーム。ちゃぁんと言わないとしてあげないよ? さっきのおねだりに加えて、おねだりのちゅーをすること。」

 ずんずん、と徹に突き入れられる度に広げられる膣肉。それは今まで感じたことがないような快感の波をアルテに与えていた。加えて乳首への容赦無い機械的な振動。その二つの相乗効果でアルテはなんども細かい絶頂を既に迎えていた。

 事実、彼女の股間は先程からぶしゃり、ぶしゃりと盛大に徹の足元を濡らしている。

 しかし、アルテは感じていた。この刺のような細かい絶頂のその向こうに、未だ自分が味わったことが無い大きな快楽の波があることを。

 ――今。

 そう、今、さっきのお尻の開放感をもう一度味わうことができるなら、この蓄積された快感の波が、堤防を決壊し――

「と、徹様、――あっ、あんっ」

 そんな快楽への欲求が、アルテをさらに行動に駆り立てる。

「ふあぁん、――ぼ、ボクの、」

 目の前に映る男は、自分を嵌めて、さらに色欲のままに玩具にした男であるはずなのに

「ぼく……の、……おしりの穴、いじってほしいの。いっぱいかきまぜて、――いっぱいかきまぜて……、――いっきにぬいてください」

 そして、ちゅむ、と徹の舌へアルテは自らの舌を絡ませた。それは完全なる服従の契約である。

 その瞬間、良くできましたとばかりに、徹は腰を激しく打ち付け、ぐりぐりとアルテの尻穴を指でかき混ぜた。

「ふぁああああああああん!! ぼく、いく、いくいくいく、――いっちゃ」
「うぉおおおおお、アルテちゃん、俺もイくぞぉおおおおおお!!」

 ――ぬぽん、と徹の腰が最奥までアルテの膣を蹂躙し、白濁がぶちまけられ、そして同時にアルテの尻穴から一気に引きぬかれた。

「――ふ、――あ、――あ、――あ、――ああ、――ああああ」

 それは声なき絶頂であった。

 徹の体にしがみついたアルテは顎をあげ、涎を垂らし、その目はうつろに虚空を見据え、そしてその小さな体は、びくん、びくん、と快楽の波に翻弄され、股間からあふれる白く濁った愛液が、びゅーびゅーと、水たまりを作るほどに噴出されるのであった。

 ――そこから数時間、迷宮の片隅で、横にお風呂常備の状態で、ローションやら浣腸やら目隠しやら、アナルパールやら、その他色々やらの、狂ってしまった少女と迷宮の主の宴は続いたのであった。

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ぬける  
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