「んっ……んっ……ふ……む……ん……はぁ……んむ、んーっ……」
くいくいっと、アルテの頭を掴み口内をの感触を味わう徹。アルテの舌使いなどは期待せず、ゆっくりと唇から頬肉、そして喉に自分の逸物を擦り付ける。
「ほら、そこで吸って。――うんそうそう、アルテちゃんは筋がいい」
喉の奥までしゃぶらせた逸物をゆっくりと引きぬく。その途中でアルテの口が徹の指示に従い、ちゅるると卑猥な音をたてた。さきっちょに吸い付くアルテの唇を堪能すべく、引きぬくギリギリでちゅくちゅく、と唇をいやらしく犯していく。
「んむっ、んー……、んんんー……っぷは、――やだぁ、ボクの口、どろどろに、ふむっ、んんん!!」
「くくくっ、アルテちゃんの可愛いお口はもう俺のものだからねぇ、しっかりマーキングしてあげる。カレンちゃんにもきちんと同じ事をしてやらないと、ダメだぞ?」
『カレンに同じ事』、というキーワードでぴくん、とアルテの体が震える。アルテの歪んだ被虐と、貪欲な性が、徹の言葉によってどんどん目覚めさせてられていく。
ちゅぐちゅぐ、にちゃにちゃ
犯されているのはアルテの唇だが、犯しているのはアルテの心。徹に体を犯されつつ、心の中でカレンを犯す。そんな歪んだ二律背反的欲求は、
――ちゅぐ、ちゅぱ、ちゅぽちゅぽ、にちゃり、ちゅぽ、じゅぱちゅぽれろ
と唇を蹂躙する、臭く粘液にまみれた徹の逸物に、自ら舌を絡ませ、そして唾液をまぶすという、さらに卑猥な行為へと彼女を走らせていく。
「そうそう、いいかい? 肉便器の心得、その一だ。最初のフェラは、必ずお口だけでするんだ。手は下について、そうそう、偉いぞアルテちゃん。ほら、あっちを見てごらん、お手々を突いて口と舌を物欲しそうに伸ばすアルテちゃんは、チンポが好きで好きでたまらない、はしたない女の子に見えるだろう?」
徹の言われるがままにアルテは、その指が指す方向を見やる。そこには別角度から映された、アルテが映っている。四つん這いに近い形で舌を突き出すアルテは、まさに徹の言う通りの姿だったのだ。
「――ぼ、ボクはそんなんじゃっ」
その光景に思わずアルテは、正気に戻り、後ずさる。」
その時、――ちゅぽんと唇から水音が跳ねる音がした。
恐る恐る、アルテが自らの唇に指をやると、ぬるん、と意に沿わぬ感覚が指に伝わる。
そして不意にアルテの耳に入る彼女自身のくぐもった声。
『んっ……んっ……ふ……む……ん……はぁ……んむ、んんーっ』
そこに映しだされた遠視投影には、
徹の亀頭に夢中でれろんと舌を絡めるアルテがいて、
逸物の竿の根元を上下にうりうり、ゆらし、唇を犯す徹がいて、
さらに、それを受け入れるべく口を開き、上唇と下唇でぴちぴちとその上下運動を迎えて、
舌を伸ばし、ちろちろ、と徹の亀頭から出るガマン汁を舐めている彼女の姿があった。
ふと視線を自らの首から胸元へと垂れ滴るその液体の量に。徹のガマン汁だけではない。明らかに舐め散らかしたアルテ自身の唾液も含まれている量である。そして知る。アルテは自らの口が既に犯されてしまったことを。最早、後戻りできない道へ踏み込んでしまったことを。
「んふふ、素直じゃないアルテちゃんにはどうやって素直になってもらおうかなー?」
徹がマスターロッドを手につかつかとアルテへと近寄る。その股間には獲物を貫くべく、天へ向かってそそり立ち逸物が凶暴にその存在を主張し、膨張していた。
「――やだぁ、やだやだぁ」
その威圧感に、アルテの中の少女が思わず後ずさる。
「その『やだ』、は犯されちゃうのが『やだ』の『やだ』? それとも、犯されて気持よくなっちゃうのが『やだ』の『やだ』?」
「そんなの、そんなの、ボク、わかんないよ……」
そう、尚も後ずさるアルテに対して、徹のマスターロッドがひゅんと閃く。アルテの周囲の地形が盛り上がり、そのまま彼女の手足を拘束する磔台へとなる。
「なら教えて上げよう!! ――それは」
するりと、身動きできないアルテの軽装備の下へと徹は手を滑り込ませ、そして彼女の控えめながらもやわらかな胸の膨らみの頂点に中指を押し当て、
――あんっ、とアルテの背筋に快感の電流が走り、思わず身じろぐいだその耳元で、
「いやらしく俺様のちんぽをなめて溢れた汁でびちょびちょになったおっぱいの先っちょを、こんなふうに指で弄ばれたら、気持ちよくなっちゃって恥ずかしくて、もっといやらしくなっちゃうから、やめちゃダメの『ダメ』だろ?」
意地悪く、徹が囁く。
そして、同時に徹はアルテの右乳首に押し当てた中指を、ぐりぐりと動かすのであった。
「あっ、だ、だめぇ……、ふぁ、――あっ、あっ、ふぁっ、やああん!!、あああああああんっ!!」
くにゅくにゅ、と硬く勃起した乳首が徹の指に押し込められる度にアルテは被りを振り、拘束されたままびくん、びくん、と体を震わせる。
こりこりとつまむのではなく、ぐりんぐりん、と刺激に反発しようとする乳首を弄ぶ。胸元まで垂れた唾液やらなにやらといっしょにかき混ぜられ、徹が指を動かす度に
にちゅちゅ、にちゅ、ぬちぬちぬちと、アルテの耳元へと淫猥な音を届けるのであった。
「んああああっ、んああああんっ、――だっ――めぇ、やだぁ、やだやだぁ、ぼ、ボク、乳首、ちくびだめなの、ほんと、胸、びんかんなのっ――あ、あん、あん、あんっ――ああんっ!!」
そんなアルテの懇願に、
「うん、やめちゃ『ダメ』なんだよね、大丈夫。アルテちゃんの乳首、いっぱい可愛がってあげる」
徹はそういってもう片方の手をアルテの口へやり、その唾液を掬い、
「――ふああああああんっ」
左乳首へ同じように手を滑り込ませ、容赦無く弄ぶのであった。
――にちにちゅにちにちゃ、――にちゃにちゅにちにちゅ
「んああああっ、んああああっ、だ、だめぇええっ、んあ、あ、あ、あ、――ふああん!!」
卑猥な婬音が、周囲に響くふーふーと、息を吐き出しながら、びくんびくんと快感に耐えるアルテの耳元に徹は顔を近づけ、そして耳たぶをはむ、と甘噛みする。そして、
「んぅ、―――んあっ、ふぁぁぁぁぁぁぁ……ひゃぁん!!」
服の中でそそり立つ両乳首の側面をゆっくりゆっくり中指と親指で撫で上げて上げるのであった。
んっ、あっ、と徹が耳たぶをはむはむとする度にアルテの両乳首が優しく撫でられ、その度に彼女の精神がとろんと快楽の沼へと溶けかかる。時間にして二十分。ぐりぐりと押し込まれ、そして撫でるように勃起させられる愛撫を繰り返され、アルテは抵抗する気力をすっかりと削がれてしまう。
しかし何気なしに吐かれた
「ちゃんとカレンちゃんにもしてあげるんだよ? カレンちゃんもきっとおっぱい弄られるのは嫌いじゃないと思うなぁ!!」
という徹の言葉で、嫌でも想像させられるカレンの痴態にどうしようもなく高ぶる自分がいることに、アルテはその快感を否定出来ないのであった。
さて、徹の責め苦はここからが本番である。それが彼女に取って幸せなことかどうかは、今は彼女にも想像の付くものではなかった。
呆ける彼女の前に徹はマスターロッドを振りかざし、倉庫からあるアイテムを手に召喚する。そして、それをアルテの目の前に持って行き、
「ねぇ、アルテちゃん、これなんだかわかる?」
と、ぷらん、とそのアイテムを見せたのであった。
「……なに、はぁはぁ、……それ、小さい、……たまごと、――ヒモ?」
そう息絶え絶えに見たままをしゃべるアルテ。
「はっずれー、ま、身をもって味わおうか、きっとアルテちゃん、病みつきになっちゃうから」
そんな、徹の発言はアルテにとって最早不安以外の何物でもない、鼻歌を歌いながら、アルテの防具を外し、体にピッタリと密着するインナースーツの中にたまご型の何かを滑りこませ、ぽつん、と主張する乳首に押し当てインナー挟むように固定する。それを左右。そして、腹のところから伸びる紐の先にある、徹の両手に収まるスイッチの様なもの。
「それじゃ、すいっち、お~ん」
かちん、と何かがおされる音。
ヴぃいいいいいいいいいいいいいいいいん。
と、アルテの両乳首のたまごが細かい振動をしながら暴れだした。
「んあああああああっ」
突如直接的な快感の波がアルテの頭を真っ白に染め上げる。
「――あっ、あっ、……なに、……こ……れ、――ふあっ、あっ、あっ、あっ、あっ、んあっ」
ヴぃいいいいいいいいいいい、ヴぃいいいいいん。
「――やっ、だぁっ、…………こ……れ、これだめ、許して、おかしくなる、こんなのされたら、――ボク、おかしくなっちゃう!!」
機械的な刺激で強制的にびくびくと体を震わせるアルテ、そんなアルテに優しく口付けながら、徹はその控えめな両胸に手を伸ばし、乳首で震えるバイブを助けるように周囲をやわやわと、揉み上げる。
「ひゃあ!! だめぇっ、だめ……こんなのだめ、ぼく、――こんなの、こんなのっ」
もみもみ、さわさわと胸肉が押し上げられる度、乳首で震える小さなたまごにアルテの乳首が押し当てられ、甘く、痺れるような快感を彼女の背筋に送り続ける。
「んふあぁっ――知らない、こんなのきもちいの、ボク知らないっ――ボク、ボク、こんなのっ!! ――ふあっ、あっ、あっ、あっ、あっ、んああああああああああああ、出ちゃううううううううううう!!」
アルテの叫びとともに、ぷしゃと、彼女の下半身で液体が弾け、そしてじょろろ、と愛液以外の何かが彼女の太ももを濡らしていく。
「――んあっ、……あっ、――あっ、やだあっ、もうっ、イってるっ……ボク、イってるから、――外して、だめなの、おかしくなっちゃうの、またイッちゃうのっ!!」
懇願するアルテの頭を優しく撫でながら、徹はにんまりと、指を震えるたまごの上から、押し当て、ぷるぷると、左右にこすりあげた。
「――やあああああああっ、――気持ちいいいいっ、イクっ、――ぼく、また出ちゃうっ――ふああああああああん!!」
アルテの嬌声とともに、ぐちゃぐちゃなアルテの股間が、さらにぐちょぐちょになっていく。
びくんびくん、と余韻に浸り、尚も痙攣する彼女から徹は振動するたまご、いわゆるお手製のピンクローターを抜き取ると、今度はさらに卑猥な形のお手製玩具(大人用)を倉庫から呼び寄せ、にんまりとアルテへと向き直るのであった。