マスター☆ロッド げいんざあげいん

第四話:カイル君とシンシアさん(3)


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「……うぁ……んっ、……あぁん」

 愛液でぐちゃぐちゃになったショーツを横にかき分け、くちゃり、くちゃりと、5年間の掘削作業で太く硬く変化した徹の指が、シンシアの花弁の入り口をゆっくりと丹念にかき回す。ぱっくりと開いた裂け目を縦筋に沿って指を小刻みに震わせながら往復させると、そのたびにシンシアの花弁はぐちゅり、ぐちゅりと歓喜の汁をしとどに垂らすのであった。

「ひぅ……っ……!!!!」

 そして時折徹は、ベトベトになったその指で、硬く尖ったシンシアのクリトリスに愛液をまぶしてやった。ひくひくと勃起した肉芽は愛液を塗られると、嬉しそうにそそり立ち、てらてらと光を反射した。その瞬間ぴくん、とシンシアの体が震え、力が入るのがわかる。この後に徹が何をしてくるかが分かっているからであった。

「――ふぁぁっ、あっ、あっ、だ……めっ……それ……、だめ……ッ……ああああ!!」

 そして透は滑りの良くなったシンシアのクリトリスを今度は指で弾く。徹が指でシンシアのクリトリスを弾くたびに、ピチピチと、卑猥な音がシンシアの耳元に届く。

(気持ちいい……自分でするよりずっと気持ちいい……)

 先程から、このパターンの責めを何回も徹は繰り返していた。徹がクリトリスばかリ責めているのは、別に徹がクリフェチと理由ではない。このシンシアは、手間暇かけて、自分のダンジョンへ引きこんだ獲物第一号であると同時に、徹の人生の中で初めての女の子であった。中途半端に味わうという後悔だけは絶対したくなかったのだ。しゃぶりつくすなら体も心もしゃぶりつくす。それが童貞の矜持である。

【05:10】

 ――くちゃり、ぴちゅ、ぴちゃ、くちゅくちゅ、くちゃくちゃ

 (カイル、待ってて、シンシアお姉ちゃんが、頑張るから、カイルの為に、頑張るから……)

 とろんとした表情で、遠視投映ディスプレイに映るシンシアを見ながら、徹はある一つのことを考える。

(この子、まだ余裕があるなー……)

 このままクリトリスを責め続ければシンシアがイクのはわかる。だがしかし、それは徹の負けである気がした。彼女の本気の快感を掘り当て、心を虜にしなければ意味がない。そんな使命感にも似たはた迷惑な電波が徹の頭を支配するのであった。

 【02:53】

 とりあえず徹に残された時間もあと僅かである。折角だからクリ責めの仕上げをしてあげようと、徹はシンシアの愛液でてらてらと輝く突起へ、その舌を伸ばすのであった。

 ぬろん、と

 何か柔らかい何かがシンシアのクリトリスを弄び始めた時、彼女はまた勢いで椅子から立ち上がりそうになるのを必死で耐えた。体をこわばらせ、両の手で体を抱きすくめながらも、ぬらぬらとクリを這いまわり、ぞくぞくと背筋を駆け上がる快感を押し殺していた。

 ぬらり、ぬらり、ぬろん、ぬろん、と押し当てるように刺激され、時にはチロチロ脇をくすぐられ、津波のように襲い来る感覚に、必至で耐えるが、その柔らかい感覚を少しでも取り込もうと、シンシアの意に反して、シンシアのクリトリスは、もうどうしようも無く硬くそそり立たつのであった。

 【00:59】
 【00:58】

「――んっ、……あっ……あん!! はぁ…はぁ…あ、と少しぃ……ん、ああんっ」

 (ふぅ……大丈夫、これくらいなら……なんてことない……、私は……カイルのために、耐え切ってみせる!!)

 【00:43】

 その時である。


 ちゅくちゅく、とシンシアの股間から漏れていたその淫らな音が突如方向性を変えた。

「――ちゅぱ、ちゅるる、ぢゅるるるるる」

 それは徹が口を窄めてシンシアのクリトリスを口に含み、すする音である。

「――ぢゅる、ぢゅるる、――ちゅぽん」

 それは徹がすすってこりこりとなったクリを口から勢い良く弾いた音である。
 続いて生暖かい吐息がシンシアの股間に噴きかけられる。

「……あ……ああ、……あ、あああ……」

「――ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ、ぢゅるるる」

 間髪いれず続いたその音は徹が舌先で硬く尖ったクリトリスをぷるぷると震わせる音である。

 (あああ、……わたし、……わたしっ!! ――なんてことなの!!)

 シンシアの体が徹の愛撫に合わせてびくんびくんと波打つ。だがしかし、シンシアの心を震わせているのはもっと別の事実であった。

 ――れろん、れろん、と口の中で硬くこわばった自分のクリトリスを転がされる音と快感。
 ――はむはむと勃起したクリを唇で押しつぶされる音と快感
 ――舌先でちろちろとクリをつつかれたり、弾かれたりする音と快感
 ――口先に窄めて含まれ、勢い良くクリを強くすすられる音と快感
 ――舌で絡め取られて、前歯と舌でクリを甘噛みされる音と快感

 それは、感覚と音による行為の想起である。自分が今どんなことをされているのかを音と快感で意識させられるたびに、シンシアの花弁はぷしゃっと愛液を撒き散らし、震えさせられる。

 「くちゅくちゅ、ぬろん」

 ――その花弁にまとわりついた愛液を、透の舌で掬われて丁寧にクリトリスに愛液まぶされながら、また弄ばれる。

 今まで黒い霧に覆われて、どこか他人ごとの気分で快楽に身を任せていたシンシアにとって、徹がわざとらしく立てた愛撫の音は、シンシアの脳裏に明確な情景を映しださせるトリガーとなった。

 (わたし、カイルでも無い、知らない誰かに、あそこを、いいように弄ばれて、――)

「――ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ」

(こんなにあそこを硬くして……喜んでるなんて――!!)

「――ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ」

 どうしようも無く、つんつんに勃起したシンシアのクリトリスが、徹の舌に連続して弾かれ、打ち震える。

「ふぁあああああああ、――いやあああああああああああああああああああ!!」

 カイルでもない、どこの馬の骨かもわからない誰かに、足を広げ股間をいいように舌で弄ばれるという光景を頭の中で浮かべてしまった時、シンシアはいつも一人で行なっている自慰では決して辿りつけない快感の次元まで連れていかれたのであった。

「ああああん、だめええええ!!」

 びくんびくん、とシンシアの体が痙攣し、その度に、花弁から生温かい愛液がびゅっびゅと吹き出し、徹の顔にかかる。脇目で遠視投映で震えるシンシアの顔を見ながら、徹は歓喜に震える。

 (おおおおおお、すげぇ、うわぁ、あの澄ましたお姉さんが、よだれ垂らしてびくびくしてる!!)

「やだぁああ、これ、止まらないぃ……ひぁあ!! ……あうんっ!!」

 尚もびゅーびゅーと、潮を吹き続けるシンシアの花弁。がくがくと愛液を噴出するたびにきゅっと硬くなり、尚もツンと勃っているクリトリスを徹は優しくまた舌で舐なぶってあげるのであった。

 カウントは【00:00】

 ちゅぱちゅぱと、周囲に響く徹の後始末の愛撫の音。クリトリスを勃起させたまま、名残惜しそうにシンシアが席を立つのは、その五分後のことである。席を立つ時にシンシアのショーツがずるりとその足から抜け落ちる。シンシアの愛液にまみれ、ずっしりと重くなったそれを徹は嬉しそうに懐にしまうのであった。

 (ふおおお、戦利品、ゲットだぜ!! いやあ、この子かわいいなぁ!!)

 席から達、腰までたくし上げたスカートをすとんと落とし、身なりを確認する。恐る恐る背もたれの向こうを見ると、カイルが心配そうな顔をしてこちらを見ていた。
(――どういうこと?)

 最後の方はあられもなく乱れ、声を上げたはずなのだが、シンシアの目から見て、カイルの様子はいつもと変わりない様であった。心の中で訝しむシンシアの目の前に小型の遠視投映ディスプレイが現れた。

 【声はカットしておいたよ、これからの試練も安心して乱れてね☆】

 その軽いノリにシンシアは思わず遠視投映を殴りそうになってしまうが、すんでの所でそれを止めた。シンシアは考えたのだ。――この調子で試練とやらが続くなら命の心配は無い。カイルにもはしたない自分がバレることは無い。ならば自分さえこの一時を耐えれば、目的の結晶が手に入るのではないかと。処女を散らされるのはさすがに嫌だが、試練の内容はこの第二ブロック進入クエストと同じならば、やばければ離脱できるし、何より試練のクリア条件は事前に提示されるのである。

 ――ならば、とりあえず次の試練も受けてみてはどうか、と。

「くっくっ、そんな考えしてる顔にみえるねぇ、――シンシアちゃん」

 入り口で待ちぼうけしているカイルに余裕よ、とガッツポーズするシンシアを遠視投映越しに見ながら、徹は次のブロックへと管理層を移動するのであった。

「最後までその元気がつづくかなー?」






 【第二ブロック侵入ミッションクリアー。おめでとうございます、第二ブロックへの侵入を許可します。ブロック障壁の前までお進み下さい。ブロック障壁前まで進むと、第三ブロック進入ミッションの説明が出現します】

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ぬける  
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