裏切将校アーヒム=レデルラードの受難

第六話:白夜の夜


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「しっかしこの家はデカいと思ったが、まさかお風呂もここまでデカいとはなぁー」

 電気の代わりに魔導力という感じで、こちらの文化も仕組みはそれなりに近代化されている。なんだよ起きてるじゃん産業革命。つるつるの床にほんわか蒸気、だだっ広い湯船は段差がいくつかあり、割と融通が利くようになっている。まあそりゃそうだ。いくらドM民族とはいえ日常生活がわざと苦になるような文明停滞はしないわな、お、シャワーもあるじゃん。俺がいつも使っていた方の風呂には無かったからないのかと思ったよ。

「で、君たちは何をしているのかね?」

 タオルを巻いて隅っこに固まっているレーゼ達。まあなんというかほほえましい。

「だ、だって、だってだな」

 理由はわかる。

「ふはは、どうだ俺ちゃんが独自に習得した思考ブロックは、事細かにエロいことを考えずに、エロいことをしたいと考えることで、具体的な映像が一切伝わらない、名付けて賢者フィルターだ」

 ようは何されるかわかんないから、小娘共はびびっているのである。

「び、びびびびってねーし!!」
「そーかそーかリノ、んじゃこっち来なさい」

 俺は洗い場に座って手招きする。

「うぐ、……な、なんかやだ」

 つーか風邪引くぞ、いいからこいや小娘共。
 すると観念したようにレーゼがこちらに進み出る。

「わ、わかった。そもそも一緒に入ると、い、言ったのは私だからな、一番手は務めさせていただこう」
「うむ、それでよろしい、んじゃまずここの椅子に座って」

 そう言って俺は、手を整髪剤であわあわに泡立てて――

「ひ、ひん」

 レーゼは目をつぶり。
 うむ、中々柔らかくてよいものをお持ちで。

「あ、あれ、って、…………おい」

 俺は泡を追加する。
 ゴシゴシ、ゴシゴシと指を使ってレーゼの頭をマッサージ。

「貴様……何をやっている」
「え、頭洗ってあげてる」

 わしゃわしゃとレーゼの髪をかき混ぜると程よく泡立つ、ふむ、女の子髪を洗うのも久しぶりだなー、嫁はあんま触らせてくれなかったし。

「いや、それは分かる、分かるんだがな、ぐ、なんだこの辱めは、せ、せっかく覚悟してきたのに、なんというかぐぬぬ」

 なんか悔しそうにしてるけど気持ちよさそう。ネコみたいだな。カリカリと耳の後ろを擦ってやるとぷるると体を押しつけてくる。

「まあ安心しなさい、そっちもちゃんとヤるから」

 ここで煩悩ちょっと解放。
 予習って大事だよね。
 頭の泡を流し終えると、レーゼが真っ赤な顔でこちらを覗いている。

「ほら、浅い所でお湯につかっとけ。オナニーすんなよ。のぼせるぞ?」
「し、しないもん」

 すたたと、立ち上がって湯船につかるレーゼ。じっとこっちを見てぶくぶくやっている。タオルのまま入るんじゃありませんお行儀の悪い。視線を戻すとリノリナが二人して椅子に座っていた。どーやら頭を洗って欲しいらしい。いやまあ洗うけどさ、ごしごしとやっているとメアリーとラーナも側に寄ってくる。うーん、この娘たち父性にでも飢えてんのか?

「お、おー、こ、これは」
「新次元の気持ちよさだなー、硬い指でぐりぐりされるの、きもちーなー」

 はいはい、洗髪の話ですよ。
 リノリナはショートヘアだが二人分一気だと時間がかかるな。

「はぁ、太い指でぐちゃぐちゃにされるのっていいですねぇ」
「……あうう、すごいいい、これ癖になっちゃいますぅ」

 頭キレイキレイの話だぞぅ、ごらぁ!!
 てか髪を五人分ってけっこう重労働だこれ、ラーナはポニーを解くと一番長いのか、レーゼとメアリーは肩越しぐらいだがラーナは間違い無く腰まである。

「ひ、お馬さんスタイルでパンパンされちゃ……」

 おっといかんいかん妄想が漏れてしまった。だがこの子すげぇ目の奥で期待してる。こんど一対一の時にしてあげようかねぇ。そして腰をあげて湯船に向かう。レーゼ達は相変わらずタオルを巻いてこちらを警戒しているが、まあそんなもんだろう。え、俺? さっきまで巻いていたけどもう巻いてないよ。ぶるんぶるんさせながらアイツらの前に行くよ。だってこれ、アイツらとこの国のためだからね。

 はい嘘です。今俺はかつてないほどエロいことしたいです。うん、嫁さんも外見幼いのは認めるよ。ぶっちゃけ俺の嫁さんこ子達とあんま外見かわんねーし。だからこの子達が俺のストライクゾーンなのも仕方ないね。フル勃起するのも致し方なし。

 だが、まあこの子達がいくらドM村の被虐体質だからってね。まあなんでもかんでもやればいいってことでもない。そもそもさっき出撃したばかりだ。ゆっくりお風呂に入って疲れをとって、

「まずはそれぞれが俺のおちんぽをしゃぶしゃぶしてくれればいいと思うんだが、どうだろうか?」

 湯船の縁にどっかりと座り、警戒するレーゼ達に持ちかける。

「し、しかしだな、わ、私達はその、妄想だけでやり方をだな……」

 と、その瞬間五人が揃って口を押さえた。

「どや?」

 こんなことして欲しいなーと、具体的な映像を五人に受信させたのだ。そう、濃厚なフェラの妄想を。

「……変態」
「「変態」」
「変態ですね」
「……」

 だが、セリフとは裏腹に、レーゼが俺に近寄ってきた。

「し、しかたないな……」
「お、いきなりいっちゃう? ファーストキスが俺のチンポでいいのか?」
「く……、お前あいかわらず乙女心と羞恥心の凄い狭間をついてくるな、アーヒム。でもな」

 レーゼの口が、躊躇いがちに開き始める。これは肯定のサインだろうか。

「え、マジで」

 しかし俺の声とは裏腹に、俺の一物がぎんぎんに硬くそびえ立ち、そのまま、はむ、と彼女の口がさきっぽを包み込んでしまう。そして躊躇いがちにちゅるっと亀頭から彼女の唇が離れて、唾液の糸が垂れ下がる。

「しちゃったぞ、ほら、やり方を教えろ」

 顔を赤らめながらレーゼは俺を見上げた。うーん、やば、これやばい。すげーエロかわいい。マジで俺ちゃんの金玉が俺汁を大量生産し始めたわ。

「それじゃさ、舌先でぴちゃぴちゃ舐めて、力加減気にしないでいいから、あ口だけでね。手はここねー?」

 レーゼの両手を俺の腿の上につかせると、ふりふりと彼女の目の前で俺のチンコが左右に揺れている。ちょっと腰を前にやればぺちんぺちんとソフトおチンポびんた状態だ。くあーきもちええんじゃあああ。

「……くっ、わ、わかった」

 レーゼのほっぺでぺちぺち踊っている俺のチンポに彼女の唇が吸い付いてしまい、いやらしい音が響き出す。ぴちゃぴちゃと絶え間ない水音。唾液とカウパー、双方の接点から流れ続ける液体がより音を鮮明にする。舌先に踊らされるチンポをレーゼの唇がキャッチして、尿道周りをぺちゃくちゃぴちゃ。彼女の見上げる目線と視線を合わせながら、こちらも視線で続けろと要求する。上顎をなでて、くすぐって、ほっぺたを先っちょでふにゃふにゃして、それでも俺の肉棒を彼女の唇が追っていく。まるで決められた約束事みたいに。お口だけで、俺のチンコを追いかけていく。

 それは卑猥な鬼ごっこ。いつの間にか四人の子達が、全員口元で手遊びしながらレーゼの行為を凝視している。先っちょをこれでもかと、執拗に舌でぺろぺろなめ回す。まるで子犬の様に舐めまして舐め上げる。

「はぁ、すっごいエロいね。レーゼちゃん」
「はぁはぁ……えっちになるようにやらせたくせに、……別にいいけど」
「それじゃ咥えてみようか、できる?」
「……やる」

 少しの逡巡、だが、レーゼの目には既に淫蕩の色が宿っている。きっと本人に自覚はないが、舌先でぺろぺろすればするほどに、彼女の心の奥に潜む被虐心が溶け出しているのだ。ちゅば、とレーゼに吸い付かれた先っちょがずるると、彼女の唇の中に呑み込まれる。俺のチンコが温かさに包まれ、そして彼女の口内にカウパーを塗りつけていく。喉の奥に当たったのか、きゅぽんと一旦レーゼの唇が離れた。

「けほ、おっきい、もっと小さくしろ」

 無理な相談だ。そんな事を言われたらもっともっと大きくなってしまう。そんな俺の思考を読み取ったのか、レーゼの表情が大きく変わった、どうやらこのマジメで可愛らしい子は答えを見つけてしまったらしい。大きいからしゃぶれない、ではない。大きくするためにしゃぶるのだ。この行為に元々選択権なんてものはない。あるのはお願いの権利なのだ。しゃぶらせてもらって吸わせてもらって、大きく、硬くなってもらうのだ

「……ばかアーヒム」

 そんな悪態をついても、おしゃぶりは止まらない。少女のお口が大人になってしまう瞬間だ。ちゅっぱちゅっぱとお口の中に惰性で挿れられているのではなく、じゅっぽじゅっぽと自ら挿れて擦って育てる行為に変わっていく。人生で一度しか無い、能動的な性の転換点。もう少女のお口は乙女ではいられない、乙女のままではこの次の快楽に進むことができない。

 おれは腰をゆっくりと揺すり始める。レーゼの頭を抑えて、おしゃぶり先をこしゅこしゅとスライドさせる。さあドM民族なら分かるはずだ、本能で感じてしまうはずだ。舌先は催促だ。頬ずりは要望だ。唇の締め付けは前提なのだ。

 さあ、察しろ。こんなの赤の他人にしろと言われても絶対にできない行為だろう。嫌悪感も、気持ち悪さもあるだろう。だがこういう屈辱感がある行為はおそらくこの子たちは大好物なはずである。故に

「やだ、あっ、こんなの――」

 そう言うだろう、怯えながらも、目に涙を溜めながらも、首を振りながらも、俺の両腿の上についた手は決して自ら離さないし、そのお口も閉じないのだ。ああ、きっとこの子達はこれが幸せなのだ。ならば俺も中途半端な罪悪感なんか捨ててやる。うおおおおお、これが、これがファーストキスもまだの少女にさせる、軍人チンポにおける愛の強制イラマチオだああああああっ。

 ちゅぽちゅぽというおしゃぶりが、じゅっぽじゅっぽという、機械的なピストン運動に次第に変わっていく。レーゼは息苦しそうにこちらを見やるが、決して口の吸引は緩めないし、手で振り払おうともしない。ああ、きもちがいい。ありがとうレーゼ、この思いは精神波を通してみなに伝わっているだろうか。大丈夫だ、喉奥はなんども突かない。つるつるした上顎を重点的に擦りつけ、プニプニした頬肉で俺の先っちょを包んでもらう、ああそうだ、唇の所でくちゅくちゅするときは舌でちゅるちゅる尿道をほじってくれ。

「んぶ、んぶぅ、んっ、んっ、んっ、う、うううむぅ」

 そうだ、ちょっと辛そうな感じで、ああ、悔しそうな感じでこっちを見るんだ。かわいいぞ、すごくかわいいぞ。だから乳首をこすってやる。上手くおしゃぶりできたら触ってやるから、なんだ、こりこりにかたくして、レーゼもちんぽしゃぶって気持ちがよくなっちまったか?

「ふぁぁあんっ」

 きゅっぽん、とレーゼのお口からチンポが飛び出た。

「はぁはぁっ……はぁっはぁっ、アーヒム、こんなの、こんなの、癖になる、私、変えられてしまうっ!!」
「いいんだよ、お前らあのアルケイオスの乗り手だろ。喜べ、きっとお前らは選ばれたドMだ。たぶんだけど、こっちの民族の中でも血が濃い部類なんだろう。だからこーいうことをもっとして発散すべきだ」
「そうだけど、きっとそうなんだけど、いいのか? ……私達、たぶんそれぞれもの凄いえっちなこと、とか変なえっちしたいとか考えてるぞ? アーヒム引かない? 大丈夫?」
 
 みれば他の四人もこちらを見ている。
 なんだ、そんなことか。

「大丈夫だ、これから五人連続イラマチオを仕込もうとしているド変態だぞ? お前らこそ後悔すんなよ?」
「……あはは、あははは」

 くすくすと、年頃の笑顔でレーゼが笑った。
 無邪気で、それでいて罪深い、淫靡な笑いだ。
 まるで女の子がお気に入りの人形を見つけたときみたいなテンションで、その目の奥に同じぐらいの淫靡な期待を宿している。

「そうだった。そうだったな、……このへんたいっ」
「わはは、ほうら、ちんぽおしゃぶり講習会だぞぉ。さあお前らもこっちきてしゃぶれ、上手くできたら、ご褒美あげるから」

 きゅうっと、俺に両乳首を摘ままれる、レーゼ。

「ふ、うあああああ、やぁん、あっあっんっんっ!!」
「ぼ、ボクも……」
「お、リノリナか、いいぞ、ほら、口開け、交互にぬっぽぬっぷしようぜ」

 くてっとなっているレーゼを抱きかかえて横に座らせると、股間でリノとリナを呼ぶ。

「ち、ちんちんでボク達を呼ぶなよ、へんたいっ」
「でもきてるじゃん? んでしゃぶるじゃん?」
「このぉ、まあそうだけど、んむうううっ、ぷはぁ。ああ酷い、ボクいきなり突っ込まれたぁ、あう、あぅうう、はぁはぁ……かたぁい……」

 興味津々で皆がリノに押しつけている俺の股間を凝視する。リノのお口を無造作にがっぽがっぽしながらどうしようかなと考えた。うーん俺のおちんぽは一本だけしかないのだが。

「メアリー、ラーナ、こっちこい、ほら、指舐めて。そーそーそーやって後でチンポも舐めるんだぞぅ」
「ふ、ふぁい」
「んふ、ふぁぁぁ」

 メアリーが俺の中指、ラーナは俺の親指だ。うはぁ、生暖かくてやーらけー、と、同時に俺の股間にも刺激が走る。あー……リノリナは適応がすごいなー。もうコツを掴んでら。腰をつかってちょっと強めに喉奥を突いてやる。

「んぶ、んぶうぅ、ぷはっ、アーヒムぅ、いまのもう一回、ね、乱暴にしゅこしゅこしていいからさ、ね?」

 何か目覚めさせてしまったのだろうか。ふーむ。ああそうだ、リノリナは前にセットで首輪とかいってたな。二人一緒にガ好きなのかも知れない。よし、チンコも暖まってきたし、そろそろイくか。

「うっわ、アーヒム悪い顔してる」
「ボク達汚されちゃうね、えへへ」

 以前と違って、もはやその言葉と意思にギャップはないだろう。二人を揃って跪かせて、後ろ手にタオルを縛る。リノにしゃぶらせ、リナに俺ちゃんのたまたまを舐めさせる。

「んっんむ、んむっ、んっんっ、ぷは、はぁはぁ」
「んちゅ、てろてろ、えへへしょっぱいね、ちょっとおいしい」
「ほら、次はリナしゃぶって」
「う、うん、んぶぅ、ん、んんっ、ん、んんっ」

 再びちゅっくちゅっくとリズミカルな音が鳴り響くまでそうはかからない。

「ふああ、アーヒムのタマタマあったかいね、いくらでもおそーじしてあげる、えへへ」

 ボーイッシュな二人だが、もう女の顔だ。ちんぽを入れる顔もしゃぶる顔も全部可愛い。なんてことを思っていたら尿道の奥からこみ上げてきた。ああ、これはすごい、半端ないのがくるなあ。 でもまあ関係ない、俺のチンコは今リナのお口に包まれている。だからいつ出しても、いつぶちまけても、

「う、うおおおおおおっ」
「ん、んんんんんぶ、んむううううううううう」

 ああ、きもちがいい。ごめんなリナ、俺、めっちゃお前の口に出しているけど、腰がとまんないんだ。はぁ、ぬるぬるのリナのおくちまんこ最高にあったかい、ほら、こっちみな、お口に出されている顔をみせろ。まだ抜かせないぞ、ずっちゅずっちゅリズミカルに絞りだぜ。ああかわいいぞ。ほら、全部飲め、残り汁でるぞ、唇で絞って吸いつくせ、出すぞ、舌をうごかせ、チンコ様への刺激を止めるな

「うはぁああ!!」

 第二弾だ、どうだ、濃いだろ。お前らのためにこれまでオナ禁してきた特濃ミルクだ。

「んぶうううう」

 リナの目が涙に染まる。だがまだ抑えた頭は離さない。大丈夫。この変態娘はしっかりと出されながら舌先をちょろちょろ動かしている。健気にもくちびるをきゅうきゅう締めつけている。だから、大丈夫だ。もっと、びゅるびゅるしても、大丈夫なはずだ。

「んちゅ……はぁぁぁ……」

 それでも限界が来たのか、リナは力なく崩れ落ちて脱力する。半開きのお口からとろとろと白い液体が漏れ出した。

「お、まさか、飲みきったのか? リナ、お前すごい変態だなー」
「……はぁっ、はぁっ……あ、アーヒムこそ、溜めすぎだよ、もう」

 いいこだ。リナの頭をなでなでしつつ、俺はリノの頭を掴む。

「え、うそ、うそだろ、今さっき出したのに、なんでぇ」

 さっきよりも硬く反り立った俺のちんこ。リナは陶酔の視線で、リノは信じられないという表情で。

「大丈夫、お前ら可愛いから、まだまだでる」

 じゅっぽこ、じゅっぽこ。リナが蕩けているその横でリノの頭が小刻みに揺れ出した。

「っはぁ、きもちいぞリノ。なんだかんだいいながら、お前も舌使ってるな、っはぁ、いいぞ、いいぞぉ」

 せっかくだから、リノの乳首をこりこりと刺激する。

「んっんんんっ」

 リノは首を振って抗議をするが、体は逃げない。そうだ、気持ちがいいんだから、逃げないのだ。

「はぁはぁ、でるぞ、リノ。よし、お前は顔にかけてやるからな、はぁはぁ、お、おおおお、おおお、おらぁッ」

 きゅぽんと、リノの口から出たおれのチンポがびたん、と彼女の顔に当たり、そのままどくどくと彼女の顔を汚していく。

「う、うあああ、アーヒム、熱いよぅ、はぁぁああ、すっごぉおい」

 後ろ手で縛られた体勢も何のその。どくどく脈打つ俺のチンポにリノはすりより、頬ずりを何度もした。びゅるびゅるでる先っちょをぺろぺろと舐めてくれる後処理まで気が利くいい娘である。

 さて、俺ばかりが気持ちよくなってはいけない。セックスはコミュニケーションだ。俺の両手が目指すのはくてんと横たえている可愛いリノリナの緩みきり、潤った股間である。

 ぐっちゃぐっちゃ、ぬっっちゃぬっちゃ、時々ぷしゅ、とかぷし、とかさせながら、二人の柔肉を蹂躙する

「あっあっ、馬鹿、ばかばかばかばかアーヒムぅ」
「ひっ、やああ、またでる、またでるぅ」

 四つん這いになったリノリナのマンコからぷしゅぷしゅと愛液が飛び散る。

「おー、もう何回目? 二人ともえっちだねぇ」

「あっあっ、またいってる時に弄るぅ、あっ、も、もうボクかぞえてないよぅ」
「ふ、ふぐぅ。ん、んん、い、いくいく、やめないで、ゆびとめないで、ぐちゃぐちゃにして、ああ、好き好きアーヒム、すきぃいいいい!!」

 まあ、こいつらの可愛いおまんこにとってみれんばおれの指は、たいそうガチガチの極上バイブだろう。でも大丈夫、俺軍で鍛えてるから。両手で双子を同時手マンなんて、十分でも二十分でもおちゃのこさいさいだから。

「あーーーーーー、いくぅ」

リノがケツを上げて盛大に潮を噴いた。

「よし、イキ顔みてやるから、ほら、もう一回」
「や、やだぁ、あっあっ、また、またきちゃ、ひゃあーっ」
「わ、ぼ、ボクも、ボクもいくとこ見て、あっあああああああ」

 今度は仰向けでぬっちゃぬっちゃと、双子のおまんこをかき混ぜ出す。
ぬっちゃぬっちゃ、ぴゅっぴゅ、ぷしゃぷしゃ、ぴゅっぴゅと

「あー、やだぁ……恥ずかしいようぅ」
「ああんっ、……出すところも、全部見られちゃったぁっ、はぁっ、はぁっ」

 いいじゃん可愛いんだから。
 と、心の中で呟いていたらきゅっと、二人のオマンコが締まった。その素直さがなんともエロスを感じさせるので、御礼にやさしく腹の中をくちょくちょ撫でて、ゆっくりと指を抜く。

「う、うあぁっ」
「ふ、うぅぅ、ひっ、ひぃい」

 とぽとぽとだらしなく広がった二人のオマンコから白く濁った本気の愛液がこぼれて落ちた。ぐてん、と双子のイき姿が見事にできあがる。

 さて、次はラーナとメアリーである。激しく手マンをリノとリナにかましている最中も、この二人は恐ろしいスピードで俺のちんぽに対する舌使いを習得していた。リノリナのお口が俺のチンポから離れてからずっと、丹精込めたフェラを続けている。んむ、とてもよろしい、って、お、お、

「おお、マジで?」

 なんとメアリーの舌が俺のケツ穴を穿りだしたのだ。しかもぺろぺろなんて生やさしいもんじゃない。にゅらにゅらと中に入らんばかりのテクニックで俺ちゃんのアナルを責め立てている。

「うふ、うふふ、アーヒムさん、気持ちいいですか、んっんっ、いいんですよ力を抜いて楽にされても……はぁっはぁっ、ああ、凄い、凄い硬くなってますね、あはぁ」

「メアリーちゃん、君ねぇ、一体どこでそんな……あ、まさか、まさかまさか」

 俺の心を読み取ったのか、メアリーはにこにこしながら。

「はい、アーヒムさんの妄想から学ばせていただきました。ちょっとおませでおすましなお年頃の女の子に舌を突き立てられてる気分はどうですか、うふふ」
「はい、すごく、気持ちが、いいです……」

 奇しくも俺の腰がびくびくして、足先がぴーんとなってしまう。メアリーちゃんはSだったのか? いーや違う、違うぞ。この子はやっぱりMだぞ。俺には分かる。しかも積極的なドMだ、俺のケツの穴を自ら舐めることで、おねだりをしているんだ。そうに違いない。ならば、ならばお応えしなければなるまいて。

「……いや、あの、そんな正面きって考えられると、流石に引いてしまうのですが、きゃあん」

 ケツ舐めに対しては、しっかりとケツ舐めで返してあげなくてはならない。俺ちゃんはメアリーの体を掴んでくるっとこちらにお尻を向けさせると、その可愛らしい尻肉を両手でふにふにとより分ける。

「あっ、あっ、アーヒムさん、だめ、だめです」

 大丈夫分かってるさ。
 だめよだめよもかもーんのうちぃいいいいいいいいいいい!!

「あ、あ、ホントにちがっ、ああああっ、あは、おほっ、やぁ……だめ、だめだめ、だめですぅ」

 俺が舌を動かし始めると、なんとメアリーちゃんの尻穴がじゅくじゅくと音を立てて潤いだした。

「あああああ、あはぁ、これ熱いぃいいい、恥ずかしい、恥ずかしいぃいいい」

 まるで俺の顔の上で旧式のトイレで用を足すような格好でケツ穴をぶじゅぶじゅさせているメアリー。あー、たぶん、これ自分でも良く弄ってるんだろうなー、すっごい柔いし、なにより――、

「あ、あ、ああうううううううううううっ!!」

 にゅぽん、にゅぽん、とメアリーちゃんの尻穴が、いとも簡単に簡単に俺の人差し指を受け入れ出す。

「はぁ、はぁっ、だめぇ、きもちいっ、あはぁっ、こ、これ、きいちゃう、効いちゃいますぅっ、ああんっ」

 ぬっぽぬっぽ、ぬっぽぬっぽする度にふちゅふちゅするメアリーちゃんの尻の穴。

「おっ、おっ、おっ、だめ、へんな声、でちゃ、きゃ、ひひゃあああああああ」

 どうせなら前も弄ってあげよう、おー、おー、クリちゃんもものすごーく感じるんだなぁ。

「あああああ、ううううううう、いぐぅ、いぐぐいぐいぐのぉ……。だめぇ……、あ、あーひむさんの、ばかああああああああああああ!! お母さぁんごめんなさぁああい、わ、わたし、うしろでいっぐ、いっぢゃうううううううううううううううう!!」

 ぶっしゃぶっしゃと、メアリーちゃんのお腹の中に蓄えられたいやらしい液体が断続的に噴き出した。

「ふぅううううっ、んあああああっ、ああ、またいぐぅうう、太い指、きもちいよぅ……」
「おすましメアリーちゃんの粗相したイキ顔、可愛い」
「ひゃああ、そんなこといいながらクリ揉み込まないでくだ、っひゃあああああああああああああああん」

 ぐったりとしながらもケツを上げて、ひくひくしているメアリーちゃん。どーもこの子の本性を見てしまった気がするが、まあいいだろう、俺のお尻もメアリーちゃんのお尻も気持ちがいいのは良いことだ、うん。

 そしてメアリーちゃんの股間を楽しく噴かしている間も、ずっとラーナが俺のチンポをねっとりとしゃぶっている。その目には期待の眼差しが宿っていた。

「うーん、まあ、うん。ラーナちゃんがしたいことはわからないでもないが、本当にいいの?」

 こくこくと頷くラーナ。ならば仕方ないね、本人の希望だからね。いや、言い訳はやめよう。そう、俺は己の性欲に負けたのだ。

 ラーナの長い髪を掴み、頭を固定して乱暴に腰を振る。彼女のお口には俺のガッチガッチでバッキバッキの勃起チンポが突き刺さってるんだが……、あああ、これっすげぇ、やばい。背徳感がはんぱない。

 くぐもって定期的に聞こえる、ラーナの小さな声。ん、ん、か弱い声が、乱暴ながぽがぽ、に゛ゅっ、に゛ゅっというお口の挿入音でかき消される。傍から見れば、幼い子を乱暴にお口ファックしているように見えるかも知れない。でもこれ違うからね。ラーナちゃんのお口の中でこの子の舌がものっそい動いているからね。つまり同意の上。うねうね無罪、おれ勝訴。すげぇ気持ちい。

 あと視線。こっちを見上げるラーナの視線が、もうたまらない。この子視線でもっともっとって強請ってくるんだ。玩具みたいにしてくれって、え、俺の思い込みじゃないよ。だってこの子にさっきから二発ほどツッコミながらお口フィニッシュしているけど、離してくれないんだもの。つるつるの上顎にカウパー塗りたくろうが、喉奥にぐいぐい突っ込もうが、ほっぺにぎゅうぎゅう押しつけようが、お口を離してくれないの。ああ、だめだ、また金玉が精子を増産して送り出してる、腰のあたりがむず痒くなって、海綿体が最高硬度を取り戻してしまった。

 つまり三発目、でちゃう。

「お、おああああっ」
「んっ、んんんっんむううううう、ぷはぁ、……はぁはぁ……はぁはぁ」

 もちろん、予告なんて無しだ。お互いにそんなことは望んでいない。だが、ようやくラーナの口が俺のチンポから離れた。

「ふぁぁっ、はぁっ、はぁっ」
「はぁっ、はぁっ」

 お互いに息を切らしながら見つめ合う。彼女の黒髪と顔にどろりと精液がこびりついている。口元にはより濃い精液がまみれていて、

 尚、ラーナは、その小さな舌先を俺のチンコに伸ばしていく。

 ちろちろちろ、ちろちろちろという舌先の愛撫を包み込むように、俺は彼女の頭を撫でながら、誘うように姿勢を倒していく彼女につられていく、彼女はそのまま仰向けに倒れて、俺は顔に馬乗り、もちろん彼女の口元にはぎんぎんぎらぎらのボッキちんぽ。こやつめ、まぢでこの体位でお口まんこしろと申すか。

「お前な、ちょっとエロ過ぎません?」
「だ、だってあ、あ、ああアーヒムさんのあそこ、ち、小さくならないですし」
「いや、だから舌を動かすのをやめようね、っと、だーかーら舌先でコロコロ先っちょを弄ぶのをやめなさい、小さくならないでしょ」
「ち、小さくなるのいやですぅ。だ、だめですぅ」

 なんでや。
 この無限ループはヤバい、こっからしゃぶられたら、もう四、五発は出してしまいそうだ。こうなれば一転攻勢である。イって終わらぬならばイかせなければならない。

「ほうら、ラーナ」
「ふえええ?」

 俺の思考を読み取ったのか、目の奥にしばしの動揺が走るが。

「……お前、もしかしてウキウキしてないよな?」
「……え、えへへ?」

 どうやら一番のエロスっ子はこの子らしい。ちょっとこの子の将来が心配になる。いや、今から激しく手マンしちゃうんですけど、容赦なくずっぷずっぷしちゃうんですけどね。

「ふ、ふえええ、わ、私よりメアリーの方がえ、えっちですよぅ……きゃ、やああああっ」
「んなことたあるか、君が一番えっち娘だ。ほらほらほら、俺のチンポをしゃぶりながらの手マンは気持ちがいいか? 指二本だぞ、ん?」
「やあああああ、んっんむうううううう」

 声をかけたとたん、いきなりラーナの股間が気持ちがいいとくっちゃくっちゃ鳴り響く。
 ラーナちゃんのオマンコまじ正直。
そう思った瞬間、ラーナがチンポから口を離して抗議の声を上げる。

「わ、わたし、のアソコはそんなにえっちじゃ、みゃああああん!!」
「いや、そんな激しく俺のチンコ手コキしながら言われてもね」

 まだ余裕があるらしいので、親指でクリをくりくりしてあげよう。それくりくり、そおらくりくり。しかし、お口を離したとたんしっかり手コキに移るとはもはやベテランか、こやつめ、やりおる。

「ひゃああああああ、だ、だめぇええええええええ」

 ずっと俺のチンポを咥えて潤っていたオマンコだ。実に良く締まり、そして貪欲に俺の指に絡みついてきている。

「あ、あ……あ゛ー、だめ、だめですぅ、わ、わたし、わたしぃいいい」
「いいよ、イキな、みてるから」

 ぐちぐちと水音が激しくなる。お腹の中の粘膜が気持ちよくなる準備をしているのだ。

「あ、ああああああ、いく、いくいく、いきます。あ、アーヒムさんも、出して下さい。私、私、出してもらって、いぎだ、あ、あー、だめだめ、これ、だめです、ああああ、い、いっちゃう、いっちゃ、あああああああん!!」

 安心めされい、おじさんも、もう限界。
 予告無しにびしゃりと、ラーナに顔射を敢行。

「ひゃあ、わたし、い、き、いきましゅ、いきましゅううううううううううううううっ!!」

 びゅっしゃびゅっしゃと、ラーナの股間が俺の手の動きに合わせて潮を噴く。
 同時にびゅうびゅうぼとぼと、と彼女の手と顔が汚されていく。

「んああああ、すごいですぅううう、ふぁぁぁ、乱暴された後のこれ、さいこうでしゅぅうう、……はぁはぁまた、また玩具にしてくださいぃぃ、んはぁ……」

 ねっとりと指に絡みついた俺ちゃんの精子をちゅうちゅう吸ってご満悦のラーナ。なまぐさぁい、とかいいながらにやにやしてる。ちょっとこの子、業が深いかもしれない。しっかしここがお風呂でなかったら粗相どころじゃない量だなーこれと、しみじみと力を抜いていく。そう、俺の仕事は終わったのだ。

「いや、お前なー……」

 レーゼが不満げに俺にもたれ掛かってきた。

「なんでしょうかね」
「いや、わかってるだろ。やり過ぎ、てか犯り過ぎ」
「イ、イレテモナイノニー?」
「いきなりロボになってもダメだ、全く見ろこの惨状を」

「ふにゃあ」
「ふへぇ」

 イキ疲れて、寄り添っているリノリナ

「あっ、うっ、おっ、ぅう、はふうううう」

 アナルの痙攣が治まらず、ぴくぴくしているメアリー

「ふぇえええ、しゅごいのぉお」

 精液まみれで夢心地のラーナ。みな口周りや顔、髪にねっとりと白い白濁液がこびりついている。

「うーん、壮観」
「壮観、じゃない。まさか五人全員一緒に相手をするとは思わなかったぞ、今アラートが鳴ったらどうするつもりだったんだ、全く」

 いや、反省してます。心の中でそう思う。

「うそだ」

 レーゼが言う。
 いやしているってばさ。

「絶・対・嘘・だ」
「えー、なんで」

 そして彼女は言うのだ。
 我慢仕切れないような、切ない声で。

「じゃあ、なんで私の乳首を、んっさっきから、あん、ゆ、指で、きゃん……こんな、あっ……あっ」
「いや、だってさ、レーゼちゃんだけまだイってないだろ?」
「あっ、あっ、うん、それは、あん、そうだ、……けど、あっこらぁっ」

 ぺちゃぺちゃと、彼女の乳首に俺の舌が這い回る。
 ふはは、うーん。やっぱりお年頃の膨らみかけおっぱいとコリコリ乳首は最高だぜぇ!!

「あっあっ、ばかぁ、変なことを考えながら、優しく舐めるのはや、やめろぉ!! あぁん!!」

 ちゅっぱか、ちゅぱちゅぱ、れーろれろれろ。

「ばかぁ、ばかぁ、あっ、あっ、あっ」

 抵抗の声とは裏腹に、レーゼの股間がくちゃくちゃ、と潤い始める。

「さあ、レーゼちゃんの番だぞ、よし、最低五回はイこう!!」
「え、やだ、そんな、はげし……やああ、んあああああああっんっ」
「おらぁ、おらおらおらぁん」
「あっ……ぁっ……あっ、ばかぁ、ばかばかばかアーヒムっ!! イってる時に顔をマジマジみるなぁ……ッ、あっ、またぁああ」
「ほらほら、おちんぽぬーらぬら、ぬーらぬーら」
「うっ、く、咥えるから、しゃぶるから手を止めろぉ、あ、ああああ、あっあっ、んっんっ」
「ほうら、ぺちぺち、おちんぽぺっちぺっち」
「ああ、やだぁっ。また、またイく、いっちゃう、アーヒムのちんちん顔にぺたぺたされながらまたぁっ、ああああああんっ!!」

 あーすごい。やっぱ小生意気な子のほっぺにぴたぴたして出す精子は格別だ。今ばかりは、俺、自分の欲望のためだけに出すわ。ごめんね、レーゼちゃん。かんにん、ご堪忍。

「お、おまえなぁっ、あっあっ、きゃあっ」

 どびゅるびゅると、レーゼちゃんの端整な顔に白い汚れたゼリーがデコレート。あーでるでる、多分、ここ一番のヤツが、でています。

「んんんんんんん、んんんんん~!! ふ、熱い、あつぅういよ、アーヒムぅ」

 この量は多分目を開けたら目を、口を開けたら口を自然に犯していくだろう。我が汁ながらエロい白濁液である。

「――っ、はぁはぁ、ありがとう、レーゼちゃん。すっげぇ気持ちよかった」
「こ、この変態、ド変態……うわぁ、苦いな、これぇ、んっ、あっ」

 本番もしていないのに、この脱力だ。一体俺はどんだけこの一発に気持ちをこめてしまったのだろうか。

「へへ、えっへへ。そーかそーか、気持ちよかったかアーヒムぅ。ん?」
「おう、御礼に最後、潮を噴かせてやろう、レーゼちゃん」
「へ、ちょ、や、やぁっ、あ、こらぁ。……あっ、あっ、あっ、ばかばかぁっ」

 ふはは、ここは大人としてマウントは取らせん、取らせんぞぉおお!!

「ふぁあああんん!! だめぇええええ!!」

 可愛らしい絶頂の声と共に、レーゼの股間から今夜最後の噴水が上がった。


 ――そして。


 今度こそ五人全員がぐでんと、力尽きる。ぷにぷにほっぺにチンコで悪戯しても反撃がない。なんだよ、夜はまだこれからなんだぞうと思ったとき、ふとした違和感が俺の頭の中に浮かんだ。

「そういえばレーゼちゃん達さー、なんで今回イっても光らないの?」

 たしかこの子達この前オナニーしてたらぴかーって光って、アルケイオス格納庫にエナジーチャージされてたよなー、というかこの民族みんなそうなんじゃなかったっけ。

「なんだ、ここまでしておいて、すごい今さらだなアーヒム。今はこのお風呂の動力にエネルギーが使われているからだな、ここでの私達の絶頂は、お湯や湯気を通してアルケイオス用とはまた別の用途で回収されるんだ、だからここだと魔導エネルギーを光に変換して運搬する必要がないから、私達光らないんだよ。ふぃー」

 ちゃぷちゃぷと湯の中で体を休めているレーゼが息を吐きながらそう説明してくれた。

「いやー、今頃この国みんながえっちなことしているんだろうなー」
「お、もしかして見れるかも、白夜」

 リノリナが何の気なしに呟いたその言葉に、

 俺は

 何かとてつもない不安を感じてしまった。

「おーいリノリナ、白夜ってどゆこと? みんなえっちって?」

 俺の言葉にリノリナはきょとんと目を合わせる。

「え、だってアーヒムさん、国民全員のドM心を満足させるために、私達をこんなに責め立てたんですよね?」

 どゆこと?

「わ、私達の行為を見て、きっとみなさん心苦しいオナニーをしているはずです。だ、だって、ここのお風呂の映像、全国に生配信されてますから、そ、そのための魔導エネルギー別供給で」

 しらにゃいよ。
 おれ、そんなのしらにゃい

「ん? ああ、すまん、そういえば言ってなかったかな。ごめんなアーヒム」

 レーゼちゃんが意地悪そうに微笑みを浮かべている。あ、こんにゃろう、ニヤニヤ可愛い顔しやがって。絶対わざとだな、ぜーったいわざとだな、この糞餓鬼ぃいいい!!

「自国の防衛のために、心苦しくも送り出した可愛いく幼いボク達が、ファーストキスよりも先に、見知らぬ敵国のド変態男のオチンポで――」
「お口エッチを乱暴に仕込まれるのを見守るしかない、無力な大人達の気持ちってどんな感じだろう?」

 リノリナァ!! やめてぇ、考えないようにしてたのに、分かっていても考えないようにしていたのにぃいいい。

「うふふ、まともな大人の皆さんなら、もう心労レベルでの鬱オナニーですね、えーと、わぁ、すごーい」

 メアリーが何かに気づいたようにお風呂の窓を開ける。

 そこは真っ白にドMエネルギーで輝く夜の空があり、そのエネルギーが際限なくアルケイオス格納庫の方向へと吸い込まれている様子だった。

「あ、アーヒムさん明日から、き、きっと皆から鬼畜ちんぽ呼ばわりだろけど、つ、強く生きてくださぁい……」

 いやあああああああああああああああああああああああああああああ

 美しい光景とは裏腹に地獄の宣告がラーナからされるが、もはや状況はひっくり返るわけも無く。次の日から、なんか住民からゴミを見るような目で、みんなから見られるようになりました。

 お、お前らのお国のためだぞ、ためなんだぞ、うああ、うあああああああん。

 
■■■


一方機械帝国では、

「……なんだこれは」

 大河を挟んだ機械帝国からでも分かるすさまじい魔導光が夜空を照らし上げていた。未だかつて無い現象。これほどの力が魔導帝国から吹き上がるのは歴史上記録に無いことである。一晩中かの帝国領を照らし上げた魔導光は、大河の半ばまで多大な魔導精神波をまき散らし、機械帝国の渡河作戦自体をしばらく不可能な状態にしてしまう。

「ぐぬう、おのれ、おのれええええええ」


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