そして第五ブロックの中でシンシアは目を覚ます。シンシアの目の前には報酬である抗魔結晶が台座に置かれていた。
「わたし……」
その状況に、おしりの穴をほじられ、はしたなく乱れた先ほどの行為は夢だったかとシンシアは一瞬考えたが、ぐっしょりと濡れている修道服をみると、あの痴態は現実にあったことだと再確認をさせられる。その途端にシンシアのおしりの穴の奥がきゅ、とひくつき、ぷるる、と彼女の体を震わせるのであった。
「シンシアちゃん、報酬取らないの?」
突如その声に振り向くと、そこには先程さんざんシンシアをなぶった当人である徹がいた。
「な、そんな、あなたに言われるまでもないわ……」
そして、シンシアは抗魔結晶をとり、カバンに入れる。そして、徹に振り返り、
「生憎だったわね、もう会うこともないでしょうけど、ここまで来て無しなんていわないわよね?」
「もちろん、その結晶はシンシアちゃんのものだよ、ちゃんと一緒に脱出・・してね?」
――脱出してね
その徹の言葉になにか違和感を覚えながら、シンシアはふん、と踵を返し、出口へと向かう。――その時である。
【覚醒の横道 第五ブロック脱出・・クエストが始まります、挑戦者が指定の箇所を両手にて30分ホールドすることで侵入が可能になります。尚、この試練でもセーフティーの利用が可能です】
シンシアは、そのメッセージに、がくん、と膝をつく。
「あれ? シンシアちゃん、さっきので最後だと思ってたの? やだなぁ、一番最初に説明してあったじゃん、報酬もって第一ブロックを脱出することが条件だって、帰るまでがクエストなんだよ?」
がしゃん、とシンシアの目の前に柱が二本現れる。
「そんな、わたし、もう、これいじょう、」
――耐えられない
そう、へたり込むシンシアを徹は抱き上げ、取っ手にを握らせる。
「大丈夫!! シンシアちゃんえっちだし!! ほらほら、またこんなに乳首たってるし、ここを超えたら、またオナニーしようね? そしたら最後のギミック椅子でいっぱいいじめてあげる!!」
そう、嬉々として股間に手を差し入れ、じゅっぷじゅっぷとシンシアの股間を弄ぶ徹。
「ふぁんっ、カイルぅう、だめぇ、おねえちゃん、もう、まけちゃうかも……ふあああ、でも、気持ちい‥…、きもちよくて、はずかしいのもすきぃ……、ふぁあん、もっとぉ」
ここでぽきん、とシンシアの心が折れた。体は完全に屈服し、あとはカイルという薄皮一枚の障壁である。
だが徹は悪辣な笑みを浮かべながらシンシアの体を弄びながらも、どうやって仕上げをしようかを思案するのであった。
徹が選んだ仕上げは、やはり、シンシアが自ら体を開いてもらうように仕向けることであった。その手始めとして、折り返しの退場クエストで徹は、シンシアのケツ穴のみを執拗に舌で舐ねぶった。
いきたい、と懇願するシンシアであったが、手を拘束されているのでどうにもならない。そして散々下半身をぐちょぐちょにした上で、徹はシンシアにカバンをもたせ、
「ほら、カイルがまってるぞ」
と、次のブロックへ送り出すのであった。
次のオナニー台でのシンシアの痴態は、それは卑猥なものだった。先ほどいけなかった分を取り返そうと、一心不乱に股間をこするのであった。行きと違うことはその場に徹がいることである。オナニー台で前後をいじらしく慰めるシンシアに対して、徹はおっぱいを弄んだり、キスで涎を流し込んだりと、その痴態を大いに楽しんだ。
そして、最後のギミック椅子で、シンシアはおしりの穴で、徹の節くれだった指の味を思う存分に堪能する。徹の頭を慈しむように抱え込み、あそこにおちつけ、おしりの穴を指が出入りする感覚に酔いしれたのであった。
そして、今、改めて身なりを整えたシンシアと、徹が対面する。
「お疲れ様、シンシアちゃん、あとは結晶をもってカイル君のところに帰るだけだね」
そんな徹の言葉にシンシアは
「ええ、そうね、もう会うこともないわ、さよなら」
と、踵を返すが、
「どうしたの、シンシアちゃん、カイル君のところにいかないの?」
徹の言葉に、シンシアは反応しない。
「まだ、気持よくなりたいなら、続きしてあげるけど」
と、その言葉に、シンシアはぴくん、と体を震わせる。
「シンシア」
徹の声色が変わる。
「こっちみて」
振り返るシンシア
「最後だ、シンシア。俺の肉便器になるなら、今しかないぞ?」
シンシアは、結晶が入ったカバンを抱き、そして首を横にふる
「いや、だって、私には、カイルが、……でも、」
「でも?」
「あと一回だけ、してほしいの、しんしあのおしり、ほじって欲しいの」
「肉便器になりたくないけど、いかせてほしいんだ。シンシアちゃんわがままだねぇ」
そういって徹はシンシアへと近づく。
「まくって」
「え?」
「――服、自分でまくって」
「……は、はい」
カバンを抱えながら、再び下半身を徹の前で露出するシンシア。
徹は無遠慮に股間に手を這わせる、まさぐる。ふああ、とシンシアから吐息が漏れ、徹が手を動かすたびにくちょくちょと、シンシアの股間から音が漏れた。
「まったく、こりっこりにしちゃってさ、シンシアちゃん、もうわかってるんじゃないの?」
ふー、と徹はため息をつくと、ギミック椅子へと歩き、そして着席部分で指を立てる。
――ほら、自分でいれな?
と、徹は目配せをする。
そしてシンシアは、自ら椅子へのぼり、徹の指を愛おしそうに指で撫でながら、ちゅぶり、と自ら尻穴へと招き入れるのであった。
「ふあ、ゴツゴツして、きもちいいぃ」
くいっくいっと徹に掴まりながら、シンシアは腰を小器用に動かす。そんなシンシアを徹はゆっくりと持ち上げ、そして仰向けに寝かす。そして、挿入した指を小刻みに尻穴の入り口で前後させた。
「ふあああああっ、それ、気持ちいいっ、しんしあ、おしりがあつくなるぅう……」
「ねぇ!! シンシアちゃん!! 俺の肉便器になればさ、毎日してあげるからさ、いいかげんなろうよ!! 肉便器、気持ちいいよ? 楽しいよ?」
「肉便器やらぁ、でも気持ちいのすきぃ」
そして徹はその指をぴたっと止める。そして、シンシアの口元へ、己の逸物をぴとりとつける。
「選んで。肉便器にならないならここで終わり、肉便器になるなら、おれのチンコをしゃぶって?」
「でも……でも…‥‥わたしぃ、わからないよぉ」
「よし、それじゃカイル君にはしっかりと鉱石をあげよう、それで彼も生活に困ることはない。これが俺にできる最後の譲歩だよ?」
「かいる…‥は、こまらな……い」
その徹の言葉にシンシアの最後の心の天秤が傾く。
「ああ、カイル君はお金を手にするよ。そしたらシンシアちゃんが彼の面倒をみる必要はないんだ」
ぬっく、ぬっくと徹は指を動かし始める。
「ふあ、ふぁん」
「そしたらさ、シンシアちゃん!! キスだけでずっとほっとかれるカイル君なんかよりさ!!
俺といっぱい気持ちよくなるってほうが、きっと楽しいよ!!」
「ふぁああ、すきぃ……、気持ちいのすきぃ……、もうこれないとがまんできないのぅ」
「だったら、ほら、肉便器の儀式だ!! シンシアちゃんも恥ずかしいの好きでしょ? シンシアちゃんは俺のちんぽ咥えながら、おしりでいっちゃう変態女なんだからな!!」
徹の指の動きがさらに速くなる、
そして
「――このちんこ、入れてみたくない? 指より硬くて、熱くて、太いよ?」
それがトドメであった。
先程から、シンシアのくちびるにぺとぺとついてたこのたくましい肉棒が、シンシアの菊門をみだらに出入りする光景を彼女が想像してしまった時、
「ほら、おっきいから、しっかりぬらさないとね?」
シンシアはカイルを見る時よりも愛おしい表情で、口をあけ、丹念にフェラを開始するのであった。
ちゅぱ、ちゅぱ、と肉便器契約成就の音が、周囲に響いていく。