マスター☆ロッド げいんざあげいん

第十話:徹君とローラ姫(Ex)


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「いやぁっ、許して!! 許してくださいっ――、んあああっ」

 遠視投影(ディスプレイ)の中では徹によるローラの陵辱が続けられていた。徹の宣言から既に経つこと数十分。今、王都は混乱のまっただ中である。

 まず我先にと王都からの脱出を試みるもの。唯一の正解を選んだ彼らの望みは半分だけ叶う。

「――なんでだ、クソッ――、なんでだよ……!!」

 王都のすぐ外で見えない壁に阻まれ、膝を付くのは若い男。そして、目の前には若い女がいた。男は拳を握り見えない壁に向かい、ドンドンと叩きつけているが、決して王都の境界に張り巡らされたこの結界はこの男の侵入を許さなかった。当然である。なぜなら今、王都をまるまる包み込んでいるのは、男は脱出可の進入不可、女は脱出不可という概念をかけられた徹の概念結界だからである。

「ローラちゃんの体は小さくても、もう立派な大人だ、――ほら、気持ちいい?」
「いやぁ……、やめてぇ……あっ、あっ……あっ……あぁ……ぅ……」

 壁を挟んで途方にくれている夫婦や恋人たちをあざ笑うかのように、ローラが陵辱されていく様子が彼らの眼と耳に割り込んでいく。見ればローラは胸元の開いたドレスの上から徹に両手を突っ込まれて乳首を弄ばれていた。直接的な場所は生地に隠されて見えないが、徹の指の動きは、服の中でローラの乳首がめちゃくちゃに弄られていることを住民たちに分からせるには十分なものであった。

 ――所は変わって、騎士団詰所。彼らは徹の支配宣言を受けたと同時に動き出していた。彼らの行動は迅速であった。隊を組んで階段を駆け上がり、玉座の間まで彼らが辿り着くまでに要した時間は僅か5分。そんな彼らは今、一人残らず床に張り付かされていた。徹が彼らの鎧を十倍ほどに重くしたからである。いち早く駆けつけたからこそ、彼らは主君の痴態を一番近い所で、長く見せ続けられることになる。

「ほらっ、ほらほらほらっ、こうすると気持ちいいだろ? イクならちゃんと言わないといつまでも、止めてあげないぞ~?」

 今、床に倒れ伏す騎士たちの目の前で、おしっこポーズで後ろから徹に抱え上げられたローラの花弁が三回目の潮を吹く。

「いやぁああああああ!! 私わたくしいきます!! いきますから!! あああああ……!! お願い、指を……あああんっ、止めてえええええ、また出ちゃうぅ――!!」

 ――ぷっしゃああ、と。

 彼女の股間が、気持ちがいいと歓喜の汁をびゅーびゅーと吹き出す。十三歳という幼さないこの国の象徴が汚され、そしてその象徴に汚されるという彼らの気持ちはいかばかりなものか。――ぶしゃ、――ぶしゃ、とローラの愛液が彼らの顔に振りかかる度に、騎士たちの表情が、屈辱と怒りに変化した。

 そして、その表情は騎士たちの後にこの場に駆けつけた侍女や大臣達も一緒である。彼らは騎士たちより一回り大きく展開された概念結界により、近づくことも許されていなかった。――そんな中、

「ローラ様っ、ローラ様っ、おのれ悪漢!! ローラ様を辱めるくらいならこの私をやりなさい!!」

 などと、一際騒がしたてる少女が徹の視界に入る。

(――ね、ね、ローラちゃん。あの可愛いポニテ誰)
(――はぁはぁ……、ニナ、ですわね、私の身の回りを任せておりますの、まだ支配していない、貴重な娘ですわ……んっ)
(――ふむふむ、なるほど、うん)

「ローラ様からその汚らわしい体を離しなさい!! さもなくば死よりも辛い――」

 そんなニナの叫びを、

「――君に決めた!!」

 徹の悪魔の笑みが残酷に遮る。

【支配者要求:傀儡人形(ルーラーリクエスト)>ニナ】

 徹の支配者要求により、ニナの体の自由が奪われる。

「え、なに? ――なんなの?」

 今回、徹はニナの意識までは奪わなかった。故に彼女は混乱の声を出す。自らの意志に反して体が動き、徹の前に跪かせられるニナ。

「やあ、ニナちゃん。君の覚悟を試してあげよう!!」

 そう言って徹はローラを抱え上げたまま、ニナへと歩み寄り、そのはちきれんばかりの肉棒をふりふりと、振りながら。

「――おしゃぶりして?」

 その瞬間、ニナの周りに遠視投影(ディスプレイ)がヴヴヴンと複数現れる。そこから覗くのは、王都の住民の目、目、目。

 必然的に王都中の視線の中が、徹の股間とニナの唇に集まる。

「……あ、――え?」

 遠視投影(ディスプレイ)から除かれる彼らの視線。

 ――国のために犠牲になれ、という責める様な眼差し
 ――これから起きる卑猥な映像を期待した、期待の眼差し
 ――かわいそうにと嘆き悲しむ、哀れみの眼差し

 それは十人十色の人事ひとごとの視線。それがニナの判断を鈍らせる。

「ほら、早くしないと、姫様のあそこに突っ込んじゃうぞー?」

 そして徹の煽りがニナの思考を奪っていく。

「あ……、あ……、だめ……、いや」

 そんな彼女に、ローラの体がとん、と預けられる。見れば徹がローラを手放している。力なく、ニナにもたれかかるローラを、ニナはそっと抱きしめる。

「ローラ様……ああ、おいたわしい……」

 ぴくぴくと、快感の余韻に震えるローラの体を擦りそして徹に対してキッと睨むニナ。そんな彼女の両手が、不意に何かに拘束される。

「――もう、だめじゃない、ニナ」

 ニナの耳元で、ローラの声が冷たく囁く。
 彼女の両手を拘束するのは、ローラの両手である。

「――え? ろ、ローラ様?」
「徹様のおちんぽは大きいから、しっかりと濡らさないと不安なの、ね?」

 ――あなたもすぐに、挿れてもらうんですから

 そんなローラの囁きがニナに聞こえると同時に、ニナの口内に異物がぬちょり、と挿入される。

「んむう!! ――むぅっ、――んっ――んんっ、――んむううっ、――んむうっ」
「あ~、気持ちいよニナちゃん、もっと吸って、ちゅうちゅう吸って!!」
「んふっ――ん、――んっ――んっ、んむううううっ!!」

 ちゅぽちゅぽ、ちゅくちゅくとニナの唇が徹の肉棒に蹂躙されていく。突然の出来事に彼女は何も考えられない。何故ローラが自分を抑えているのか、徹の味方をしているのかそんな混乱の中、彼女の唇は淫靡な音を立て続ける。

 ちゅぐちゅぐ、じゅぽん。じゅくじゅく、じゅぽん。

 ニナの口の中で徹のガマン汁がぴゅっぴゅと分泌されて、唇がよりリズミカルに犯されて行く。

「――んんんっ、んんっ――んっ、……んーっ、……んーっ」

 徹に頭を抑えられて腰を前後され、犯されて行くニナの口内。彼女の目にはいつのまにか涙があふれ、頬には涙が伝っていた。

 ――にゅっぽん。

 ニナの唾液と、徹のガマン汁が混ぜ合わされた肉棒が引き抜かれる。力なく倒れたニナの上にローラがそのまま倒れこむ。

「――ニナちゃん、お勤めご苦労様。ローラちゃんの後にたっぷりと可愛がってあげよう!!」

 それは、事実上の征服宣言。

 ニナにもたれかかるローラのお尻が徹に引き上げられ、ドレスが捲れてローラの幼い下半身が遠視投影(ディスプレイ)の元に王都の住民、いや全世界の人間へと晒される。徹の凶悪な肉棒が天を仰ぎ唆り返り――、

「いただきます!!」

 みちみちと、とローラの花弁へと沈み込んでいく。

「ひ……、あ……ぐ……あぁ……」

 犬のように腰を突き出し、肉棒を受け入れる彼女の叫びは、苦しみの怨嗟か喜びの囀りか。絞りだすような声とともに、ローラの処女膜がぶつりと破けた。

「はぁああうぅぅ……、はいっていますの……はいっていますのぉ…………、ふああああ……」
「ああ……気持ちいいよ、ローラちゃん……、全部入っちゃったよぉおおお……」

 ……ずる、ずるり、とゆっくりと徹の腰が引かれて、

「あああうううッ、おなか、擦られ、あっ……あっ……あっ」

 ずん、と突き入れられる。

「――あううううっ」

 ローラの膣内が徹の肉棒により押し広げられ、苦悶と同時にお腹の中から甘い痺れが響き始める。

 ずるずり、ずるり

「はぅぅ……、あぅぅぅぅぅ……」

 ずん

「きゃうん!!」

 ずり、ずりり、ずるり

「やぁん……、お腹こすっちゃ、だめですのぉ……ふぁ……」

 ――ずん

「ひぐぅうう、あはぁ……、ああん……痛いけど……きもちぃ……」

 散々徹に嬲られ、イかされ続けたローラの体が早くも徹の抽送に反応し始める。破瓜の血に愛液が加わり、潤滑油となり、徹の前後の動きを助長してく。

「ろ、ローラ様、ローラ様ぁ……!!」

 ずんずん、と徹の抽送がローラを通して彼女に伝わる。徹の腰が引きぬかれ、打ち付けられる度にニナはローラの体がびくびくと反応するのが理解ってしまうのだ。

「んあっ、――あんっ、――あっ――あんっ」

 ずりずり、といった抽送がいつの間にかスパンスパン、と小気味良い音に変わる。

「ああ……、ぎゅっと締め付けてる……、ローラちゃんはまんこは、――えっちなまんこだ!!」
「あんっ――あんっ――、ふぁぁ……はずか……しい……ですのっ、――やんっ」

 接合部分はもとより、彼女の陶酔した顔や着崩れたドレス間から見えるこりこりの乳首などが、余すところなく遠視投影(ディスプレイ)で中継されていった。多くの人間はこう思ったであろう。ヴィンランドルの姫は、あまりのショックに壊れてしまった、なんと嘆かわしいと――。

「ふあぁっ――ああうっ――ああんっ、お……なか……だめです、こすっちゃだめですのっ――」

 ニナに上半身を預け、つま先立ちをしながら腰を突き出すローラ。その痴態はもはやメス犬であった。

「ローラ様、ああ、こんなの、いやぁ……」

 ニナがローラを支えながら無力さに嘆く。そして、徹はローラを抱え上げる。
 ニナに、騎士に、城の住人に、王都の住人に、世界の住人に、彼女の接合部を見せつける。

(最後の演技、よろしくね?)

 と、徹が囁き、ローラが甘い表情でコクンと頷いた瞬間。徹の腰が猛烈な勢いでローラを突き上げはじめる。

「うおおおおおお!! ローラちゃん!! 出すよ!! 中にたっぷり出すよお!!」

「ひゃあああああ、……いや、いやあああああああ、おやめになって!! それだけはいやあああ!!」

 中に出す、という言葉にローラは正気が戻ったような反応みせ、青ざめた彼女の表情ははさらに民衆を煽る種火と成る。

 ――下から上へと、ローラの体が激しく突き上げられる。

「いやあああ、赤ちゃん、赤ちゃんできちゃううう、いやあああああああ!!」
「そうだよ!! ローラちゃん!! いや、ローラちゃんだけじゃない!! この世界の女の子はみんな中出して、気持よくさせちゃうんだ!!」
「ひぅううう、あああ、いやあああっ、お腹の奥、だめなのぉっ、あああんっ!!」

 もはや演技かどうかもわからない。

「何がだめなの!! 気持よくてだめなの? ほら、出ちゃうよ? 出ちゃうよ?」
「ふぁああああああ、だめぇ――、い――――く、――いっ……ちゃ、いやああッ」


 その瞬間、ローラの膣がきゅんっと収縮し、徹の肉棒をぎゅうぎゅうと締め上げ、そして絞った。

「うあああああああああいくぞおおおおおおおおお!! 全部だすぞおおおおお!!」
「んあああああああああああああああっ、いくっ、イクイクッ、……いきますのッ あうっ――あうっ、あぁぅっ……」

 びくびくと、痙攣する二人の体と、そして脈打つ徹の肉棒。

「んあ……はぁ……ああん……」

 びゅーびゅーと、徹の精子がローラの膣内で飛び出す。

「いやぁ、ローラ様ぁ……っ」

 そして、ニナの目に、この痴態を目撃した全ての人間の目に、ローラの花弁から白い白濁が溢れ落ちるの光景が目撃される。ローラの体から力が抜け、どさりと床に崩れ落ちる。

 快感の余韻に上下する彼女の体はこの国の住民への無言のメッセージである。
 この国の象徴は犯され、怪我された。

 ――ならば、
 ――ならば、その次は?

 一体何が、この男に汚されるのか。
 その一部始終を、世界は見せつけられる。

「いやあ、いやあああああ!!」

 徹の接近に泣き叫ぶニナは、その哀れな次の生贄となるのは、もはや確定事項であった。

「ニナちゃん、その小生意気なお口も、お尻も、あそこも、ぜ~んぶ捩じ込んでひぃひぃ言わせてあげるよぉ……? 大丈夫痛くない概念を使ってあげるから――」

 ――安心して足を開いて?

 徹の囁きとともに、ニナの足が左右へと開かれ、徹の足先が彼女の股間をやわやわとまさ口始める。

「いやぁ……、やだぁ……、なんで、なんで……?」

 くにくに、くにくにと徹の足の指がニナの柔肉を揉みほぐす。

「あはぁ……、なんできもちいのぉ……ああう……」

 王都の悪夢はまだ始まったばかりである。




 そして、これよりまる七日間。王都の女達は徹に日夜を問わず犯され続ける。

 とある貴族の娘たちは、一列に並ばされ手をつかされ端から順番に犯され続けた。とある女騎士は、徹により意志を与えられた自分の剣の柄に尻穴を調教され、徹といっしょに前後同時に責められて果て、とある大商家の箱入り娘は、店の棚で大人の玩具の試供品となりながら、何度も絶頂し徹に貫かれ、その屈辱に涙を濡らした。とある女は夫の前で何度も絶頂させられ、ちゅうちゅうと、徹の事後の肉棒を愛しくしゃぶるまで調教され、王都の魔法学校のうら若き女生徒たちは、徹が考案したセクハラ授業でその体を弄ばれた。七日七晩、――あまたの陵辱がこの王都で繰り返され、全世界へと映し出される。


 そして今――、


「ひゃああん――お父様、お父様、リリは、リリ姫のお尻は卑猥な穴になってしまいましたぁっ、ああああんっ、徹様っ、もっとじゅぽじゅぽしてくださいっ、あぁん!!」
「――父上様ぁ、シャルロットのあそこがこんなに気持ちいなんて知らなかったよぅ、あぁん、もっと掻き混ぜてぇ……、あぁああん!!」
「あっ……うっ……、こらぁ……、もう、この玩具、はずせぇ……、あう……だめだってばぁ、親父にだって、見せたこと無いのに……あうんっ……、そんなの、そんなの入らないよ……んはぁ……」

 それは隣国の麗しき姫君達の酒池肉林。徹と配下のモンスターたちが、世界を煽るためにちょっくらかっさらってきた戦利品である。この日新たに三つの国の姫の処女が散らされた。

「魔王トール」の暗黒時代の幕開けであった。

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ぬける  
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