マスター☆ロッド げいんざあげいん

Ex:アキ=カーマインのバージ砦業務日誌


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 アキ=カーマインという名で、いつも誤解を受けることがある。私の髪は浅い青で、肌もどちらかというと白に近い。赤を意味する言葉に似つかわしくない外見だ。カーマインの由来は目の色だ。髪で片方の目を隠しているから余計わかりにくいのかも知れない。

 昔親に聞いたことがある。カーマインの家はそれは大層な貴族の家系だったそうだ。今では魔都と化してしまったヴィンランドル王国でかなりの名門だったらしい。

 だったらしい、と表現したのはそれが魔王とやらが支配する今より何年も何十年も、下手をしたら百年単位の昔の話だからだ。もはやかの国の歴史書でさえもカーマイン家という文字を見つけるのも難しいだろう。没落後は流れ流れてアルバの辺境に流れて数世代。実家に帰っても、貴族時代の栄華も名誉も暮らしぶりも知る家族はいない。

 そんな血族の子孫である私が、曲がりなりにも王国奪還の急先鋒としてここにいるのは、何か運命めいたものを感じなくも無かった。

 無かったと区切った点は、最近このバージ砦に配属された、十字正教会から派遣されてきた部隊、神に寄り添う者達セトラ=サテラの隊長、リヴェリタ=アーカスと出会ったからだ。彼女の目は、私よりずっと濃く、そして深く暗い、赤色の目だった。

 聞けば彼女は元ヴィンランドル王国の王女であったローラ姫お付きの騎士だそうだ。なるほど、血統でも動機でも、私よりも相応しい人物がいるものだと思った。それと同時に私は安堵する。

 そう、私の役目はもう終わったのだ、と。

 私と、リアラ=セイグンという少女の人生最大の波乱はアルバの魔法学院であったと思う。私と彼女はあの学園生活で、いや、正確に言えばあの学園生活においての数週間で、人生における最後までのイベントを大急ぎで回収させられた感がある。

 もちろん、それは私もリアラも望んでの事だったのであるが。力を得て、故郷を救って、魔王討伐のための拠点作成部隊に任命されて。このバージ砦が砦どころか要塞として機能するようになってからは、割と暇を持てあましていたりする。自分などは物資の搬入など魔法で経路を作る意外は急ぎで行う任務が無いため、最近ではもっぱら概念魔法の研鑽をしてたりする。私の概念魔法はいざ攻撃に使うと殺傷力が高すぎるのだ。もっとこう、制圧や補助的な部分でも磨いていかなければなるまいと思ってたりしていたとこで、目の前の堀の水が、ざっぱーんと吹き上がり、中から巨大なドラゴンが現れる。

「ちょっとー? ウェルザー。勢いよく出てくると、水がかかって冷たいっていっつも言ってるでしょー?」

 この砦の守護神にて最大戦力であるこの巨竜は、はぐれ幼竜をリアラが拾って、強く健康になーれとかいいつつ概念魔法で育てた結果、本当に強くて【全属耐性】健康【全状態異常耐性】を宿してしまったドラゴン(3才)である。

 困ったことに、中身が子供のままなのでこうして育ての親であるリアラや私に、隙あらば悪戯する事に余念が無い。堀の中から首を伸ばして頬をずりずりと擦りつけて甘えてくるところを見ると、リアラから叱られでもしたのだろうか。

「おーよしよし? どーしたどーした。えー、大丈夫削がない削がない。ウェルザーの鱗を削いじゃうこわいお姉ちゃんはどこにもいないよー?」

 どーも彼女の理不尽な八つ当たりを受けたようである。最近性欲を発散できていないせいだろうか。たまには実家への扉を開いてあげてもいいかもしれない。私が故郷にちょくちょく帰っているのは水源の扉の調整と灌漑工事の手伝いの為なのだが、最近リアラの視線がアキちゃんだけ、自由にオナニーしてずるいと語っているように見える。全くあの子はどーしてこんなエロい子になってしまったのだろうか。

 まあ時間を合理的に使うのは私の性分でもあるし、実際すっきりしてから帰ってきているので、後ろめたくはあるのだが。戦闘能力という点ではリアラはこの砦に不可欠な要素であるので、万が一敵が攻めてきている時に、実家に帰ってオナっているので、今は居りませんとかはあり得ない立場なのだ。

「ほーら、よしよし、って……いつまで甘えてんのよウェルザー?」

 と、いつまで経っても頬ずりをやめないウェルザーを見れば、その視線の先には私では無く生肉を持った砦の兵士達がいて、そして兵士達の視線は私を見ていて。

 そう、水に濡れてぱっつぱつになったタイトスカートが、ウェルザーのずりずりで、ずりずりと腰まで捲れ上がっているわけで。

「……うぇぇぇぇぇるぅぅぅうざぁぁぁぁぁ……?」

 ぽん、と音を立ててウェルザーの顎の下に出現するキューブ。もちろん、入り口はこの堀の底だ。どごぉ、と水圧を利用したアッパーカットがウェルザーの顎を貫く。ついでに兵士達の顎下にも同じようにキューブを配置して吹っ飛ばしておく。大方お肉をあげるからちょっと私にじゃれつけとかのせられたのだろう。

「……たく、こんな平和でいいのかしら」

 ここは対魔王の最前線であり、後退不可の不倶戴天の気概で建てられた橋頭堡の筈である。なのに襲撃らしい襲撃も無く、あっても魔王側のセクハラだったり、私達の盗撮画像だったりと全く脅威らしい脅威が無いのだ。いや、盗撮画像はやめて欲しいと思うのだけれど。

「全く嘆かわしい事です。あの魔都の中では未だ邪悪なる魔王の陵辱と蹂躙がはびこっているというのに」

 その声は私の真後ろから聞こえた。振り向けばそこには修道服に軽装。そして似つかわしくない黄金の長剣を携えた少女がいた。十字正教会遊撃小隊隊長、リヴェリタ=アーカス。

 ――私よりも濃く、深く、鈍い光を称える紅い瞳。

「……こんにちは」

 そんな、薄暗いオーラを纏っている彼女に対して、私はとりあえず挨拶を返す。自分は、必要が無い限りはリアラのように誰彼構わずコミュニケーションを取らない方なのだが、その点を加味してもこの女とはできる限り係わりたくない。そんな気持ちが強かった。

「えーと、何か御用?」

 かといってこの場でそれじゃ、さようなら。とは流石に言いにくい。自分に用があるなら聞こう、そうでないならさっさと退散しよう、そう思った。

 その時だ。

 彼女の黄金の剣がぶれる。
 脳裏に浮かんだのは絶対なる危機。
 避けられない刺突。
 何故、どうして。
 そんな疑問の答える間も無く。

 ザクリと。
 刃が刺さる音が周囲に響く。

 痛みは無い。
 得てして致命傷とはこんなものだろう。
 むしろむずかゆいくらいだ。
 私が死んだら魔法はどうなるのか、故郷は無事なのか。
 確認をするために目を開けるのが怖い。
 だが、あの女がどんな顔で私を刺したぐらいは見届けてやろう――。
 そう思って、目を開けて目の前の女を睨み付ければ。

 もみもみ

 と。

 もみもみもみ

 と。

 私が目を開けると、リヴェリタ=アーカスがその、胸を揉んでいた。はい。うん。よくわからない。えー、ほんとうによくわからない。剣が地面に刺さってる。あ、ザクリってその音ね。そうね、ささってるね。わぁい、そりゃ音するよね。うん。するする。

「……で、アンタは何をしているの?」
「……お胸を揉んでおります」

 そうね、そうだね。揉んでるね。かなりいやらしい手つきで揉んでるね。あからさまに乳首を撫でながら揉んでるね。おーけーおーけー。私の質問の仕方が悪かったね。というかね。

「リヴェリタさん」
「はい、アキさん」

 私は彼女の頭をがしっと掴むと。

「やめんか」

 と、そのまま頭突きを繰り出した。ひぐぅ、と品の無い悲鳴と共に頭を押さえてリヴェリタが蹲る。仮にも女の子だから概念魔法を使うのは勘弁してあげよう。

「い」

 い?

「痛いじゃ無いですか」

 うずくまるリヴェリタ。ぷるぷると頭を押さえて私を見上げる。どーもペースが狂う。

「まー、思いっきりやったし、私も痛いし」
「それでは……、再び御賞味を……」

 そういって再びリヴェリタは私の胸に手を伸ばして。

「いやいやいや、いーやいやいや」

 その両手を防ぐために私は彼女の両腕を握り、女子通しの手四つというあまりありがたくない光景が展開される。

「……?」

 本当に不思議そうに首を傾げるのをやめて欲しいと思う。私は間違ったことはやっていないはずだ。いやむしろ正しい行いというか正当防衛をしているのはこっちなのに何故かいたたまれない雰囲気になってしまう。

「……あなたのお胸、実に良く揉み込まれていますね。お堅そうに見えて、中々お遊び好きとかなと思いましたが」

 どーも、話が噛み合わない。だから何だというのだろうか。

「しかし、ここの兵士達のお肉便器様では無いご様子、となると桃髪の彼女と組んず解れつどぎつい性行為をしているのではと、推測しまして……」

 そこまで話を聞いて、私は悟る。このリヴェリタという子は魔法学園にも良くいるアレだ。同性の先輩とかに尽くしちゃう下級生とか、男の子汚い!!とかいって女通しでいちゃラブしちゃう子。その中でも割とヤバい部類に入る子だと。

「私とも一発女同士の濃厚なアレやソレをしても一向に構わないかと思いまして……」
「いや、私ノーマルだから」
「……!?」

 だから私のノーマル発言に心底驚いてしかも後ずさるのをやめろと言いたい。声を大いに荒げて言いたい。

「強敵ですね……、一般的な女子であれば私の手にかかれば、"やん♡"なり"あん"なり甘い声を引きずり出してあとはなし崩し的に既成事実を作れるんですが」
「はぁ、仮にも十字正教会の顔がそんな爆弾発言していいのかしらね。汝姦淫するなかれってどこ行ったのよ」
「お気遣い無く、我が心の貞操は神に捧げておりますので、体の貞操がどうなろうと神は寛容に処するでしょう……」

 何故か、十字正教会の知りたくも無い一面を知ってしまった気がする。私は特定の宗教は無いけど、神の教え云々と、言っている裏で飛んでも無い変態が生まれてきているのではないのであろうか。

「まあ、またの機会に賭けると致しましょう。今は魔王とやらの為に力を溜めなくてはいけませんので……。うふふ、その折りには抵抗すらさせません。美しい百合の快楽をあなたの上から下までしっぽりと、ご堪能させて――、ぴぎぃ」

 と、リヴェリタの話の途中で、彼女の体全体を盛大な水鉄砲が襲う。正直これ以上付き合う言われも無いので、私は概念魔法で距離を圧縮、私の声をウェルザーの耳元へ届けて彼を呼び寄せていた。

「はーい、良く出来ました。ウェルザー、いい子いい子。ほら、あのおねぇちゃんに絡みついたら、生肉あげるよー、あ、背中ごしごしもしてあげる」

 ――きゅおおお!!
 と、嬉しそうな咆哮が当たりに響く。最近体が大きくなりすぎて背中をかくのにごりごりと砦に押しつけたりして欲求不満が溜ってるだけあって食いつきがいい。

「……あ、こら、おやめなさい。このバカ竜、あ、こら、ちょ、スカートが」
「きゅおおん、きゅおおん」
「……ちょまちなさい、兵士達が見ています。これはいけません。妊娠してしまいます」
「いや、する分けないでしょ……」

 とりあえず私は避難しようか。リアラにも危険な子やべーヤツがいるって言っておいた方がいいだろう」

「あの、あのあのアキさん……。ちょっとこの竜エロいんですけど。舌で器用にも内もも舐めてくるんですけど……、いやこれはこれで気持ちがいいんですけど、もしかしてこの竜はアキさんのオナぺッ――」
「――ちがうわぁぁぁ!!」

 堀の上でぽんぽんと玩具にされながらも大声であらぬ事を叫び続けるリヴェリタに、私はもう一回、湖底と接続した扉で、水圧アッパーをくらわせた。いかん、本当にこいつはヤバいヤツだ。出来れば魔都に攻め込んでそのまま戻ってこなくていいくらいに。

 そんな事を考えながら、私は一期の扉を展開し、故郷の自分の部屋へと一瞬にして舞い戻る。そして、そのままベッドに突っ伏して。

「……んっ」

 先ほどリヴェリタに弄られた胸を揉みしだき始める。彼女の指は別にそこまで気持ちよくなかったけど、そこそこは気持ちが良かった。そう、あの学園生活を思い出させるほどには、程よい快感であったのである。

「……ん……あ」

 チューブトップの胸元をぺろんと開いて、両方の乳首をきゅぅっと引っ張り、こりこりと扱き上げる。くにゅくにゅと、先端を潰して引っ張る度に、指の間に、しこりを感じる。人並み以下の大きさの胸だけど、人並み以上に感じることが出来て、ちょっと嬉しい。

「はぁ……はぁ……トールきょうじゅぅ♡」

 こりこりになった乳首をしゅっしゅと乱暴に扱いても痛くない。そういう体に私はされてしまった。人差し指でぴんぴんに弾いたって、ぎゅうぎゅうに押し込んだって、全部気持ちが良くなってしまう。

「んっ……んっ」

 リヴェリタの細い指や手なんて、あの時に比べたら児戯みたいなものだ。太くて、ゴツくて、逞しい、あの指。





 そう、トール教授の愛撫に比べれば何の事は無い。だって、十本どころじゃないのだ。二十本も三十本も同時に私の体を弄んで、何度もイかしてくれる。上限まで気持ちよくしてくれた上に、さらにその次のステージまで連れて行ってくれる。そんな快感に比べたら――。

 両腕で胸を揉まれながら、ずっと乳首を弾かれ続ける。
 痛くないように、色んなお汁を垂らされて、ゆっくり揉まれつつ弾かれる。
 ゆさゆさと、胸を揺らされる。揺らされているのに乳首をきゅうきゅう摘ままれて、ぷるぷると揺れる度に体が緩む。

 指やアレをしゃぶらせられて、うまく出来るとご褒美に胸を弄られる。ちゅぱちゅぱと舐めた数だけ舐められて、ちゅうちゅうと吸った分だけ摘ままれて、ごりごりと上顎を擦った数だけ、ゆっくり揉まれ続ける。

 でもトール教授は決して私のアソコを触ってくれない。教授は知っているからだ。我慢して、我慢させて、我慢できないくらいに焦らした方が、気持ちがいいことを知っているから。心の快感の縁まで、我慢して、はしたなく緩めてしまう様な行為が私が好きなことを知っているから。

 そんな二人の行為が気持ちが良くないはずかない。いっぱいしゃぶっていっぱい飲んで、いっぱい胸を揉まれて、痛いほど乳首を引っ張られて、乱暴に弾かれて。どれくらい時間が経ったかわからないくらいなって、私の理性がどろどろに溶け出してしまうころ。

 私の快楽の器の、箍が外れる。

「ほら、アキちゃん、欲しくない? ぶっといの欲しくない?」

 私の限界を察して、トール教授達の手がなでなでと内ももを擦る。その度に私の下着の中で潤とアソコが潤い、だらしなく愛液を垂れ流してしまう。

「欲しいっ、欲しいです、あぁぁぁ……でも、もっと、もっとちゅぱちゅぱしてくださぁい♡ もっと♡ もっと♡ ふぁぁぁぁ、好きぃ、それ、すきぃいい♡」

 じゅるる、という卑猥な音が胸元からわき上がる。トール教授達のお口が私の両方の胸に吸い付いて、愛撫の限りを尽くしてくれる。ぺろぺろも、ちゅうちゅうも、ちゅぱちゅぱも、じゅるじゅるも。

「ああっ♡ ふわっぁあっ………………あ♡」

 しつこいくらいに舐めて吸われて、お口の中でコロコロと私の乳首が転がされてて、ちゅぱっという水音と共に、涎まみれになりながら、コリコリにしこった私の乳首が現れる。それを狙ったように、べとべとの乳首を人差し指で、まるで顎をくいっくいっと摘まむように、私の胸の先端がくにくにっと曲げられる。くにゃり、くにゃりとお辞儀させられる。

「ふあぁぁ……それも、好きぃ、……すきなのっ♡」

 散々責められている癖に、私の乳首は教授の指にどんどん反発する。頑なにしこり固まって、主張するのだ。

「きょ、教授。もうだめ。わ、わたし、我慢っ……できない!!」

 脳が蕩ける。何も考えられなくなる。そして、私は今から教授の玩具になることを覚悟する。そしてぼやける視界の中、私は今日の教授の人数を数える。……十人?十一人?今日は凄いことになりそうだ。
 
「あっぅ、ふわっ、あっううぅ♡、ううぅん、あううぅ♡ あ、あ、いくいく、イきます、イきます♡」

 スカート一枚という格好で、私のアソコは一人目のトール教授の激しい指の愛撫を受けている。椅子に座って、涙と涎を垂らし、自ら両足を上げて、気持ち良くなっている。

「ひぁぁ♡」

 ぷしゃっと、私のアソコが潮を噴く。教授の指の出し入れと共に、何度も何度もアソコが応えてしまう。

「イってます、イってます♡ はぁっ、ふぁっ♡」

 じゅくじゅくと潤うアソコの感覚の中で、一人目の教授がねちっこいキスをして、二人目に今日中に交代する。

「ねぇねぇ、アキちゃん、ちょっとオラついていーい?」

 言っている意味はわからないが、当時の私はにべもなく肯定していただろう、確かあのときにはイキ顔を凝視されながら、何回か連続でイかされた。

「おらっ、アキちゃん、イケッ、ケツとクリとマ○コ同時に弄られて、盛大にイっちまえっ」
「ん、んぃぃぃぃぃ、だめぇ♡ 見ないでぇえええ♡」

 椅子に逆さに固定されて、アソコを丸出しで弄られた私のアソコから噴水の様に愛液の飛沫が上がった。かなり苦しかったけど、もう一回ぐらいやって貰ってもいいかなと思えるぐらいに気持ちが良いものだった。

 三人目は、舌を絡ませながらねっとりと、
 四人目は、椅子に手を付かされて犬のようにイかされた。
 五人目になると玩具が絡んできて、めちゃくちゃにされたし、
 六人目は舌だけで、
 七人目はお互い舐めながら、
 八人目はまるで赤ちゃんのポーズで、教授のアレをしゃぶりながらお漏らしさせられて――、九人目と、十人目は……。

 なんでそこまで詳細に覚えているかって?
 それはしている最中の記憶は無いけど、教授が映像をとって後から見せてくるのだから仕方ない。まあ、それはともかく、一通り教授全員にイかされたあとが本番なのだ。

「ううぅ、ううぅ♡ う、うぅあん♡ あぁっ!」

 ぬっぽぬっぽと、いやらしい音の中に、スパン、と小気味よい音が響く。もう何人目の教授に犯されているのかわからないが、その音と、下半身からくるびりびりした快感で私は一時的に意識を取り戻す。格好は相変わらずのスカートが一枚。下着はとうの昔に脱がされている。私は椅子の背に捕まりながら、本能に身を任せて腰を振っている。

 ぱぁん

 と、私のお尻が叩かれる。ずんずんと、突きこまれつつも後ろを振り返れば教授が私の尻を掴み、そしてまた

 ぱぁん

 と、私のお尻を叩く。
 私は痛いのは嫌いだ。誰だってそうだと思う。
 性行為の時に過剰に暴力的な行為を好む人がいることは知っているし、私はその類いを軽蔑する。だって性行為は気持ちがいい行為だ、痛いことじゃない。そりゃ初めてお尻に入れられたときは痛かったけど、よく解されてからだったし、二回目からはそこそこ気持ちがよかった。

 だが、これは

 ぱぁん

 と、三度私のお尻が叩かれる。

 ぬっぽぬっぽ、ぬっぽぬっぽと、部屋に満ちる水音は変わらない。いつの間に連れてこられてしまったのであろうか。何回挿れられて、擦られて、それをされながら何回尻肉を叩かれて、私の体はこうなってしまったのであろうか。

「や、……だぁ♡」

 ずっちゅずっちゅ、ずっちゃずっちゃと、いう粘液が擦れる音の合間に響く、打撃音。お尻の痛みが、心地良い痛みが、お腹をずるずると擦り上げるトール教授の一物を私の反応以上に締め上げる。

 ぱぁん

「あ、……はぁっ♡」

 きっと私のお尻は赤くなって、腫れていて、でも、そんなことが気にならなくなるぐらいに、叩かれる度に、締まるお腹の感覚が。衝撃の度に余すところなく、教授の一物を咥えこんで、ずりずりと搾り取るその快感が。

「きょう、教授、い、いいたいことは、あっ♡ いろいろあるんですけど、ん♡」
「お、何々アキちゃん?」
「ほんと、いっつも突然で、エッチで、スケベで、変態で、んっんっ♡ はぁ、……きもちい……♡ きもちいことばっかしてっ……私のことなんてっ、お構いなしで、あん♡」
「うんうん」
「で、でも。す、すごいの、きそうなんです。わ、私なんかの気遣いはいいですから、は、はやく、はやくパンパンしてくださいっ、は、はやくぅ♡ んぁぁぁ♡」
「おお、アキちゃんが珍しくおねだり!! これはエロい!! よし、おっけー、もう全部おっけー!!」

 そして教授の腰の動きが速くなって、、力いっぱいお尻を叩かれて、

「はぅぅぅ♡ ごりごりかたいの、すごいの♡ んっあっあっ♡」

 ぱんぱん叩かれているのか、突かれているのかわからなくなって、

「あぁんっ叩いて、アキのお尻叩いてぇ♡ ふあぁぁぁ♡ もうどうでもいいから、なんでdもいいから、いっぱいいっぱい、こすってぇ♡!!」

 椅子に捕まっていられなくなって、床に手を付いて、お尻をあげつつ、私の下半身を見てみれば、スカート越しに両桃の間から、床に向けていやらしい粘液がぼたぼたと垂れていて――










「あ゛ぁぁん いく、イッ……くぅ♡」

 見慣れたベッドの上、私はそんな事を思い出しながら盛大に絶頂した。気づけば下着もシーツもぐしゃぐしゃだ。我ながら盛大に致してしまったと思う。 しかしこうしてみると気ままに発散できないリアラが色々溜まってしまうのもわからないでも無い。今度トール教授に頂いた"ぐりぐり股んGO君改"を貸してあげようか。二股だから一緒に楽しめるし……、と考えたことで、リヴェリタのことを思い出す。

 そういえば彼女は、どさくさ紛れに気になることを言っていた。

 "その折りには抵抗すらさせません"

 だったかな。とりあえず警戒しておこう。

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ぬける  
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