マスター☆ロッド げいんざあげいん

第六話:カイル君とシンシアさん(5)


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 (――もう、なにやってるのよ、私は……)

 クエスト条件クリア後も、快感を求めることを我慢できず、激しく自慰を行なったことをシンシアは深く後悔していた。

 (カイルは私を信じて待っていてくれているのに……)

 だが、あのまま自慰を中断することはシンシアにはもはや出来なかったのだ。徹の愛撫により、自分の快感の次元を引き上げられてしまったことをシンシアはようやく自覚する。もう、昔の自分にもどれないであろうという、そんな予感じみた何かが、彼女の表情を曇らせる。

 (お股、気持ち悪い……)

 先ほどの絶頂の後、シンシアは暫くM字開脚で下半身を丸出しにしたまま呆けていたため、愛液が乾いて陰毛に絡みつき、カピカピになってしまっていた。歩くたびにチクチクと陰毛がクリに絡み、むず痒さを再びシンシアの体に蓄積させていく。そして、シンシアは第四ブロックの目の前に立つ。ジジ、と遠視投映が映し出される気配がすると、こんどはどんな内容になるのかを固唾を飲んでシンシアは見守った。

 【覚醒の横道 第四ブロックの侵入クエストはありません。 挑戦者はブロック内に侵入し、体を清めて下さい。その後、第五ブロックへの侵入クエストが開始されます】

「どういうこと?」

 その内容に思わずシンシアは声を出した。

「こういうことだよ、シンシアちゃん!!」

 徹の叫びと共に、第四ブロックの床が割れ、浴槽が現れる。浴槽の中は温水で満たされ、そして香草が浮かんでいた。広さはかなり大きい。ゆうに四人は入れそうな浴槽であった。立ち上る湯けむりのなか、徹は風呂に浸かりながら、ちょいちょいとシンシアにおいでおいでをする。

「いやぁ、ちょっとシンシアちゃんと話したくってさ、初めましてだけど知らない中じゃないし、どう? いっしょにお風呂に入りながらトークタイムといかないかい?」

 そんな湯船に浸かる徹をの軽いノリを見て、シンシアはこの男がこのダンジョンの支配者であることを確信した。

【声はカットしておいたよ、これからの試練も安心して乱れてね☆】

 あの欠片も空気を読まない遠視投映のメッセージを思い出し、ふつふつと怒りが込みあげると同時に、シンシアの脳裏にギミック椅子での激しくもねちっこい愛撫が思い出された。

 ――知らない仲じゃないし、

 先ほどの徹の言葉がそのことを指していると自覚した時、シンシアは恥じらいで顔を真赤にさせながら、徹に向けて叫んだのであった。

「あ、あなた……、私を、私とカイルをいったいどうするつもりなの!?」

「ん? 別にどうも。 ギブアップしても命までは取るつもりは無いし、シンシアちゃんの処女だって、望まれなきゃいただかないよ?」

 それは、実にシンシアにとって意外な返答であった。

「――え、そうなの?」

「信じてもらわなくてもいいけどねー、俺のダンジョンはギブ&テイクだよ。シンシアちゃんが試練に耐えれば、報酬を得る。それだけの話。ギブアップの場合は、どうするかはまだ考えてないけど、まあ命までは取らないよ。俺にメリット無いし、何よりシンシアちゃんみたいなエロかわいい子を殺しちゃうなんて趣味じゃない」

 エロかわいい、というフレーズにシンシアはぴくんと反応するが、理性の方がまだ勝る。徹のその言葉を丸呑みするほど、この横道の構成はシンシアにとってあまいものではなかった。当然の如くシンシアの口から出されるのは否定の言葉である。

「――そんなの、信じろっていうの?」

 しかし、当の徹はその否定を肯定する。

「だから信じなくていいってば、でもさ、ギミック椅子でシンシアちゃんがイッちゃった時も、その次でぶしゅーって潮吹いて呆然としていた時も、俺、無理やり襲わなかったでしょ? 絶好のチャンスなのに」

「――それは、そうだけど……」

「ま、フェアな勝負かっていうとそうじゃないのは認めるよ。でもここ俺の支配領域だし、四階までで君たちもある程度稼いでいるだろうし、お互い様だよね?」

 そこまで会話した所で、二人の間に沈黙が訪れた。
 やれやれと溜息をついて、沈黙を破ったのは徹である。

「……てことで服ぬいでお風呂入らない? 気持ち悪いでしょ? ほら、一応クエスト条件だし」

 【覚醒の横道 第四ブロックの侵入クエストはありません。 挑戦者はブロック内に侵入し、体を清めて下さい。その後、第五ブロックへの侵入クエストが開始されます】

 再びシンシアの目の前に遠視投映が表示される。それを見てシンシアは諦めたように頷いた。

「……わかったわ」

 するすると擦れる衣擦れの音のあと、湯けむり越しにちゃぽんという音が浴槽に広がった。ゆっくりとその身をシンシアは湯につける。シンシアの肩まである黒髪がお湯に広がり、ゆらゆらと揺れる。その様子を湯船の反対方向で見つつ、徹は首を傾げる。

「……隣来ないの?」
「――行くわけ無いじゃない」

「うーん、話はまだあるんだけどなぁ、仕方ない」

 そう言うと徹は立ち上がりシンシアの元へとじゃぶじゃぶと浴槽の中を歩いて行く

「――やだ、ちょっと、来ないで、また私に何かする気でしょ」
「もう、さっきも言ったでしょ? クエストの最中ならもちろんするけど、シンシアちゃんが要望しない限りは、話しかしないから」

 そう言って、浴槽の角に逃げたシンシアの横にざぶん、と徹は腰を落とした。そしてジロジロとその裸体を舐め回すように見聞する。

「うーい、いい湯だねぇ、それにやっぱシンシアちゃんエロ可愛いなぁ。カイル君もこんなにエロい体を放置しておくなんて罪だねぇ?」

 シンシアは胸や股間をまじまじと見つめる徹の視線を両手で防ぎながら、徹を改めてみた。

「……」
「ん? どうしたの」
「……いえ、案外普通の外見で、想像していたのとは違ってたから驚いただけ」

「そうかね、どう? 俺いい体してるっしょ。なんせ6年間かけてこのダンジョンを一人で掘ったからな、ほらこの指見てみ、ゴツゴツして太いだろ」

 そういって徹はシンシアの目の前に指を出す。そしてシンシアはギミック椅子で自分の下半身を撫で回した無骨な感覚を思い出す。

「――これでオ○ンコ弄られると気持よかっただろ?」
「そんなこと……ないわ」

 そんなことないわけがなかった。シンシアがギミック椅子で何回もこの無骨な指にイかされ続けたのは事実である。

「いやぁ、あの時のシンシアちゃんかわいかったなぁ!! 自分の指を甘噛みしながら気持よすぎてスンスン泣いちゃって、ほら、俺の後始末クンニ気持よかった? いっぱい舌でかき混ぜてあげたのに、さっさと席立っちゃうんだもん、ちょっとショックだったぜー」

 それも否である。シンシアにとってあの舌の愛撫は確かに気持ちよかったのだ。そのままでいたら、もう元には戻れない気がするほどに。

 ちゃぷん、と徹が立ち上がる。シンシアの目の前に血管が浮き出るほど固く勃起し、そそり立つ男根が現れる。

「これ見てくれよ、シンシアちゃんのオナニー見てから勃ちっぱなしだ、カイル君のと違ってでっかくて太いだろ?」

 シンシアの目の前で揺れるたくましくそそり立つ肉棒、そしてその後ろにある鍛え抜かれた腹筋と、引き締まった徹の体。そして節くれだち、ゴツゴツと硬く、太く変化した指。それらは、カイルには決して望めないものであった。無意識にシンシアは唾をごくりと飲み込んだ。

「それが……なんだっていうのよ、もしかして口説いているの? だったらお生憎だけど、私が好きなのはカイル。それは変わらないわ」

 そう言ってシンシアはぷい横を向く。

 ちゃぷん、と徹が再び湯に浸かる音がした。

「結構結構、でもそういうことじゃない、俺はシンシアちゃんの好意がほしいわけじゃないんだ。別にカイル君を好きでもいいよ」

 変わらないトーンで返答する徹。シンシアはその調子に少し、不気味な物を感じた。外見こそまともだが、この男は何かがおかしい。そんな違和感をシンシアは徹から感じ取る。

「――じゃあ、何が言いたいのよ」
「うん、ぶっちゃけるとさ、シンシアちゃん、俺の肉便器にならない?」

 それは身も蓋もない発言であった。

「あ、貴方何をいってるの!?」
「別におかしいことはいってないけどなー、シンシアちゃんこそ、カイル君程度のチンポとセックステクニックでこれから満足できると思っているの?」

 シンシアは改めて理解する。この男の頭の中は性欲しかないと。だがしかし、その男、徹から続けて吐き出されたその言葉は――残酷までに、シンシアの原状を抉るものであった。

「大体、報酬を手に入れた後、シンシアちゃんとカイル君はどうするの? お金を手に入れて結婚? あのカイル君のチンポはエロかわいいシンシアちゃんをどれだけ満足させてくれるの?」

「そんな、私とカイルの思いは、性欲だけなんかじゃ――」
「カイル君はそうだよね、でもシンシアちゃんは違うでしょ?」

 間髪入れずに、返された徹の言葉に、シンシアはとっさに言い返すことができなかった。

「エッチな技はなんとかなるかもしれない、だけど体は別だよぉ? 俺の指であんだけかきまわれた感覚は、絶対味わえないよ? シンシアちゃんの心は満足できても、体は満足できるの?」

「……できる……わよ」
「無理だよ」
「なんで、……なんでそんなこと、貴方にわかるのよ……」

 シンシアの震えた声に、徹はニコニコと笑いながら、その太い指をシンシアの胸に向ける。

「――こんな話をしてるだけで、シンシアちゃんの乳首、すごい勃起してるよ? 俺の指で摘まれたり、お口でしゃぶられたりすること、想像しちゃった?」

「……っ……これは、貴方が用意した試練の所為で……っ」

 体をかばう様に抱きかかえながら、シンシアは徹を睨む。

「うーん、シンシアちゃん頑固だなぁ? 俺の肉便器になればいつでもエッチしてあげるっていうのに、ま、いっか、次の試練がんばってね? 俺の気持ちよさを本気でわからせてあげる」

「な、何をする気よ」

「大丈夫、処女も奪わないし、痛くもしない。ただいっぱい気持ち良くなってもらうだけだよ。でも試練を全部耐えきっちゃったら、しょうがないね、諦めようかなぁ……」

そういって、徹はシンシアに改めて向き直った。

「……ふーむ」

「な、何よ、まだあるの?」
「いやさ、なんか今の言葉責めでシンシアちゃん、めちゃめちゃ興奮しちゃったみたいだし、慰めてあげようかなって、このままだと次の試練も影響でそうだし、何回かイっておいたほうがいいんじゃないかなって」

「――結局、色々建前を並べた所で、また私の体を弄ぶのね、この嘘つき!!」

 徹のその言葉に、シンシアは思わず湯船から出ようとするが、しかし当の徹はまったくシンシアを追う気配を見せない。

「言ったでしょ、ここじゃ君の要望が無い限りは手を出さないって」

 そういって徹はシンシアに向けて、湯冷めしちゃうよ、と手を伸ばす。

「え、ええ……」

 その徹の反応に、拍子抜けしたような表情を浮かべ、シンシアは徹の手を掴み、そしてちゃぷんと湯の中へともどった。

「で、どうする? 第一ブロック以上のことはやらないからさ、ここは犬に噛まれたと思って、イかされて見ない?」

 そういって徹はシンシアの指の間に自分の指をこすこすと擦りつける。シンシアの間を行き来する無骨な徹の指が、どうしても卑猥な情景をシンシアの脳裏に思い起こさせた。

 そして、シンシアうつむき、つぶやく。

「……よ」
「ん?」
「……好きにすればいいって言ったのよ。よく考えたらどうせ後でも今でも、どの道イかされることに変わりはないじゃない、もうここまで来たら変わりないわ……」

 諦めにも近いシンシアの声。

「了承だよね、それ?」

 そして、尚も確認する徹に対して、
 シンシアはきっ、と彼を睨み、

「――でも約束は守って、第一ブロック以上のことはしないって、それとここで誓うわ。私はカイルとの未来を諦めない。絶対次のクエストも突破して見せる。その為なら貴方のその歪んだ欲望だって利用してやるわ!!」

 先ほどの気弱なテンションとは打って変わって、シンシアの目に強い意志の火が灯る。
シンシアの啖呵に対して徹は満面の笑みを浮かべた。

 (いい、いいなぁ。そしてお馬鹿だなぁ、シンシアちゃん!! シンシアちゃんは今までその心の誓いを何回立てて、そしてその全てが崩れ去っているのを理解しているのかな? くっくっくっ、絶対にモノにしてあげるからね~)

 そして徹の両手の親指と人差し指が、シンシアの勃起した乳首へ向けて伸びていく。一瞬胸を庇うシンシアだったが、

「ん、いやならやめるけど?」

 と、徹が呟くと、諦めたようにその手を退かすのであった。彼女は気付かない。彼女の心は徹を受け入れていなくとも、体は彼を受け入れかけていることに。

「……んっ」

 きゅっと徹に両乳首を摘まれ肩をすくめるシンシア。
 そして徹は乳首をやわやわとこね回す、徹の指がシンシアの乳首をコリコリと刺激するたびに、シンシアの口から吐息が漏れた。

「んはぁ、ふぁ、やぁ……ん……っ」

 そして徹は時折摘んだ乳首を引っ張ってやった。

「やだぁ、恥ずかしい……」

 シンシアの形の良い胸が前方へと引っ張られるが、徹は軽く乳首を摘まんでいるだけなので、ある一定の位置でシンシアの胸はぷるん、と徹の指の拘束からから離れ、元の位置にもどる。その時、徹の指とシンシアの乳首が擦れ、

「――ふぁあんっ」

 と、シンシアはその刺激に思わず声を漏らした。
 そして再び徹の指がシンシアの乳首に伸びる。

「んあ……、やぁん、あっ、だめ……お願い、こねちゃ……だ……め、恥ずかしい……はぁん」

 徹は敢えて胸を揉みしだかずシンシアの乳首を弄ぶ。

「それじゃ引っ張るのは?」

 ぷるん、ぷるん、と乳首を摘まれ、そして引っ張られ、そしてまた繰り返し摘まれる。

「……やぁんっ…、やだぁ、やるなら……もっと、ふぁんっ、優しく……」
「優しく捏こねねるの、それとも扱しごくの?」

 シンシアの懇願に、徹は右の乳首をやわやわと愛撫すると同時に左の乳首に対しては、勃起している側面を親指と人差指で扱いてあげるのであった。

「あっ……だめぇ、……だめぇ、ちくび痒くなっちゃうぅぅ……んっ……あっ……んっ……んっ」
「ダメなの? それじゃこうして引っ掻いてあげたり」

 徹は人差し指をで、くいっくいっとシンシアの乳首を爪で弾いてあげた。悲しいほどコリコリに育て上げられたシンシアの乳首は徹の指にはじかれる度に上下にぷるぷると震わされる形になる。

「んあっ、ふぁああんっ ……あぁん、それ……も、だ……めぇ…、んっ……んっ」
「うーん、これでダメなら、あとは――」

そういって徹は、ようやくシンシアの胸を大きく揉み込む。今まで乳首に重点的に集約されていた快感が胸全体へと分散し、シンシアのおっぱい全てが1つの性感帯としてフルに機能する。

「ふぁ、あんっ、ああぁんっ、……やんっ、……あんっ、……あんっ」

「気持ちいい? シンシアちゃん?」
「気持よく……、んっ……なんてない……、――あんっ」

 気丈に強がるシンシアに対して、徹はリズミカルにシンシアの胸を揉みながら、その先端へと、ゆっくりと顔を近づける。

 ――ちゅぱっ、
「んっ」

 硬く勃起したシンシアの乳首を徹はまず優しく咥え、

 ――ちゅるちゅる
「……っ……ふっ……んあっ」

 次の唇を窄め、ゆっくりと吸い上げ、

 ――はむ、れろれろれろ
「――あっ、やっ、あっ、やんっ」

 さらに口を広げ、口内で硬く反発する乳首を舌でいたぶる。

 ――ちゅぱっ、ちゅぽんっ
「ふあっ、……ふあああっ」
 そして、乳首を吸っては唇で弾き、吸っては弾きを繰り返し、

 ――ちろちろちろちろちろ、と
「やああああああ、だめええええぇ……、だ……めぇぇええっ」

 シンシアの大好物である、舌先愛撫をしてあげるのであった。

 乳首舐めという決して自分では試すことができない種類の快感と卑猥さに、シンシアの心は動揺する。そして、

「それじゃもう片方のおっぱいもね」

 と耳元でささやかれた徹の言葉を聴き、為すがままにもう片方のおっぱいも弄ばれて、シンシアは絶頂を迎えるまで、完全にその意識と体を徹に預けることになる。ぷじゅ、と徹の口から唾液がシンシアの乳首に垂らされる。さらに期待される強い刺激に、シンシアは思わず身を震わせるのであった。

















 結局、シンシアは最後にはおしっこのポーズで徹に抱え上げられ、右の脇の下からおっぱいに吸い付かれながら、後ろから回された徹の両手によりクリとお○んこを刺激され、二回。そしてさらに反対側のおっぱいに吸い付かれて二回の絶頂を迎えた。

 その後、顔面騎乗で腰を振らされて一回。自分ひとりでは知ることができなかった乳首への舌による刺激はシンシアの快感に対する羞恥のリミットを簡単にとりはずした。自ら足を開き、男の顔の上で腰をふるという行動は、またひとつシンシアの性に対する壁を取り払う。

 そして、お風呂の中で徹に執拗にクリをしごかれて一回。
 さらに湯船の縁に座らせれて、徹に下半身を抱え込まれて乳首とクリを同時責めされて一回。

 挙句の果てには、再び徹におっぱいを吸い付かれながらのオナニーで、シンシアは放尿して果てた。

 計八回の絶頂である。



ぐったりと動かないシンシアを見ながら、

「いやー、第五ブロックに向けてシンシアちゃんの弱点を探すための軽い気持ちが、エライ事になっちゃったなぁ、でも効果はバッチシだ。がんばるぞー」

と、徹は管理層へと帰っていくのであった。


 この四ブロックで、シンシアは絶頂の度に、徹の後始末クンニで残り火を掻き立てられる。絶頂後もその口を花弁から離さず、震えるクリを口に含まれたり、愛液を出し続ける花弁をやさしく舌でかき回されると、シンシアはどうしようもなくその体を火照らせてしまうことに気づかされた。絶頂後にしなだれ、だらしない姿勢のまま、時にはクリだけをずっと舌で転がされ、時には指でひだひだをやわやわと弄ばれる。そんな卑猥な自分の格好にシンシアは強い羞恥と快感を感じてしまうのであった。

 結果的に今回、シンシアの体験が浅いの乳首舐めやクリ舐めにより、なんども絶頂へ至れる道を徹に複数開発されてしまう。

 しかも最後などは一時間近くおっぱいと乳首を舌で嬲られ、自分から進んでクリをこすり上げるという痴態であった。最後は徹と自分の、計四本の手でむき出しのクリを弄び、あられもなく放尿という、実に卑猥なラストであった。


「あと、少し、……あと少しなんだから……」

 それでもまどろみの中で、シンシアは健気にも自分に言い聞かせるのである。自分はまだ処女である、まだカイルに抱かれる資格があるというその最後の砦が、もはや砂上の楼閣とも気づかずに。

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ぬける  
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