六月末の修学旅行も終わって夏休み前の期末テストがやってくる。真樹なんかが今さらわたわたしているけど、あれ程勉強は毎日やっておけという私の忠告を聞かないアイツが悪い。まー真樹は集中力だけは凄いから、いつも通り一夜で漬けて、同じく一夜で知識を抜いていくんだろう。それでなんとかなるんだからいつもながら見事なもんだと思う。どういう頭の構造してるんだかまったくわからない。ただ世間では私と真樹は同じグルーピングらしい。そういう点で真樹と一緒にされるのはちょっと心外だ。私は中学から文武両道を地でいくマジメな女なのにそういう風に見た目でくくられるのはあまり好きじゃない。
「茜姉さんどうしたの、ちょっと顔が怖いけど……」
おっといけない、今は私の部屋でデート中だ。横にいるのは塔田巧、私より一つ年下で放っておけない弟みたいなかわいいヤツだ。もっとも今は弟以上の関係になっているけど。なんというか私の成績が良いのは、こうして巧の勉強をよく見てやっていることが大きいと思う。巧は運動はダメだが頭はいい。勉強の範囲も一年ぐらいすっ飛ばしている。つまり私とやるところは一緒。私は自動的な復習というやつができて、自然と自力がついてしまう。中学のころからこんな案配なので、もはやお互い気を許しているし、それぞれの部屋に入ることも遠慮は無い。両親への了解だって電話一本で済む。
だから私と巧の男と女の一線は、信じられないほど簡単に越えてしまった。うちの両親は共働きで、いつも夜遅い。テスト期間なんかは部活もないし、夕方から夜九時ぐらいまではずっと二人っきりだ。間違いが起こらないわけは無いし、何より私はこの可愛い巧のことを嫌いでは無いし、好ましく思う。それにお互い心の底では気にし合っていた。そりゃぁそうだろう。私は性格は男っぽいとよく言われるけど、スタイルには中々に自信がある。お風呂上がりとか、部屋着で同じ一つ屋根の下にいて、巧一人欲情させられなかったら女の沽券に関わるのだ。
でも初めてのキスが巧からだったのは嬉しかった。ぎこちなくてたどたどしいけど、私のことを一生懸命思ってくれている優しいキス。口と口が触れあってしまえば、あとは性に興味津々な年頃でもある私達は、あっという間にセックスに至るまで転げ落ちていく。体のさわり合いっこ。一緒のお風呂。お互い手でしてあげるところまで辿り着くのに一週間もかからなかった。
「巧こそどーしたの、まだここの問題終わってないでしょ?」
巧をみれば私の顔をみてもじもじとしている。ぴっとりと顔を寄せてきて、目を潤ませていて。そーかそーか、ムラムラしちゃったか、この愛いやつめ。
「もー……勉強の後だっていったでしょー?」
うりうりと抱きしめてあげると、巧は顔を赤くして、それでいて申し訳なさそうな表情で。
「ごめんね、茜姉さん、でも、なんか最近すごく……すごく姉さんとしたくて」
ああ、可愛い。素直で従順な私の巧。よいぞよよいぞよ。この茜姉さんが君の愛らしいおちんちんをいっぱいイかせてあげるからね。
「いいよ、今日はお風呂でしよっか」
こくんと頷く巧。そして私達は一緒にお風呂へと向かう。今日は泡々にしていっぱい出させてあげよう。お手々で擦って、何回も何回も出してあげた後にお口で勃たせてあげて、私の中で果てさせてあげるね。
実はここの所はずっとそんな感じだ。最近ピルを飲むようになったから、生でさせてあげていたりする。私主導のセックスはとても好きだ。私の巧が私のお腹のなかできゅうきゅう締められて果てていく、涎を垂らして体全体で喜んでくれる、そんな巧のだらしないの顔を見るのが、この上なく楽しくて癖になる。犯すってこういうことなんだろうな。
お前の気持ち、凄くわかるよ武智。
私は巧のアソコを股間で咥えこみながらアイツとの行為を思い出す。女の体ってのは便利なものだ。修学旅行を終わってからも私と武智の関係はずるずると続いていた。この関係があまり良くないことだとはわかっている。だけどさ、しようがないんだ。私の体は、アイツの節操の無いチンコに一晩中突かれて、突っ込まれて、かき回されて、じゅぽじゅぽじゅぽとほぐされて、もうすっかり別物に変わってしまった。
膣でおちんちんの残り汁をじゅっぽりと搾り取ることだって覚えちゃったし、奥の奥までずんずん突かれちゃうと噴水の様な下品な汁を股間が吹き上げることも知ってしまった。手マンだって相当激しくしてもらわないともう満足できない。歯食いしばって、がに股で思いっきりいきんで、手も指も足もお腹もめいいっぱい引きつりながら、何回もぶしゃぶしゃ噴かされないと我慢ができなくなってしまった。いやその、自制は効くんだけどさ。やっぱ忘れられないんだよなー、あの何もかも気にしないでイき続ける気持ちよさ。中毒性があり過ぎるんだ。
武智もそんな私を犯すのが楽しそうだった。多分今私が巧とヤっている気持ちと似たようなものだったんだろう。わかるよ武智。イニシアチブがあるセックスは中々癖になる。きっとこの手の欲望って際限が無い。今痛いほど痛感しているよ。頭でも心でも良くないこと、いや悪いことだってわかっているのに、心の中での言葉でさえ良くないことなんて建前を使っちゃうほど、これはヤバい。自覚症状があってもやめられない。首まで気持ちがいい沼に浸かっちゃっている気分だ。真樹や香ちゃんが武智とヤり続けているのも解る気がする。もっとも私とまったく同じ理由じゃないとは思うけど。
私は正直どっぷりとアイツとの関係に浸かっている。でも後悔はあるけど納得してしまっているんだ。きっとしばらくは抜け出せないし、逃げ出せない。だからさ、私は向き合うことにしたんだ。武智のヤツもきっとそう。どこか後ろ昏い何かを持っていて、そのくせ飄々と生きている。だから私もそうすることにした。私のできる範囲でね。そんなことを思い出しながら私は巧の上で腰を振る。ダメな女でしょ? 彼氏とエッチしているのに武智とのセックスを思い出している。でも思い出しちゃうんだからしようがない。
最後の武智とのセックスはアイツの部屋だった。もう何回イかせられたかわからない。プールの授業があったからって学校指定の競泳水着を着せられて、今日も散々私の体を好きなようにされてしまった。そして撮られてしまった。武智に犯される時はいつもそう、ぐずぐずに体をほぐしておいて、こっちが断れない状況でなし崩しにカメラを出してくる。もうなれてしまったけど、流石に流出とかは勘弁して欲しい。興味津々だった私も悪いのだが、正直人に言えないような行為を随分としてしまった。正直巧が見たらどんびきだろう。巧のおちんちんよりも何倍も太いバイブでぬこぬこピストンされたり、お゛ーとか獣みたいな声でイってたり。いや気持ちよかったけどさ。
自慢じゃないが、今の私は武智の指で股間を弄られれば、ほんの数十秒でイくなんて朝飯前になってしまった。だって私がイくとアイツ喜ぶんだもの。ほんとヤバい。やめてっていうほど激しく犯してきて、ダメっていうほど、執拗に私をイかせてくる。もう、ほんとどうしようかな。
あいつとのキスにまだ愛は無いけど、情くらいは感じてきている自分が怖い。舌をれろれろ絡ませながら目線でお互いの股間を弄るタイミングを合図しあってる時なんかどうかしていると思う。でもだめだなあ。指でもチンコでもアソコに突っ込まれたらすぐ罪悪感が背徳感に変わっちゃう。逞しいアイツの体が、硬いあいつのアレが、私の肉を柔らかくする度に、それがたまんなく気持ちがいいし、心地がいいと感じてしまっている。
もう何回もぶっ掛けられて、出されてさ、こんな生臭い水着を今後も着続けなきゃいけないなんて、凄く燃えてくる自分が嫌になる。でも武智とのセックスをやめるのなんて絶対無理。知っている? 水着の上からならさ、いっぱい乳首を刺激しても気持ちがいいの。ぴんぴんしてもぎゅうぎゅう絞ってもさ、生地が全部和らげてくれて、結構強く弄られても平気なんだ。
それでね、ローションつけてさー、マッサージ器のお化けみたいなので両方の胸をぎゅっと押しつぶされるの。あれ、すごいんだよ。武智の手は大きくて全部揉んでくれて好きなんだけど、機械的な振動でぶるぶるされると、ほんとおかしくなる。当然股間にもあてられてさ、ぶじゅるるるなんて下品な音マッサージ器で初めて聞いちゃったよ。
で、そんな様子を撮られて、私に見せながらエッチとかもしちゃってるんだ。アイツはそーいうの大好きだよねぇ。録画を私にみせつけながら、私を玩具みたいに犯してさ。当然のように中に出されて、外にぶっ掛けられて、自然と視界に画面が入って。枕の横のカメラに映るもう一人の私と目が合って、そのまま録画の中の私はまた武智に犯されている。あはは、画面の中の私はなんて気持ちが良さそうに体を揺すっているんだろう。こうしてみてると私と武智はAVなんか顔負けの行為をしてしまっている。
つくづく思い知らされる、私はもう戻れないってこと。もっとも戻らないけどね。私はこのまま行き着くところまでいって、巧を優しくエッチの虜にしちゃって。尽くして尽くして、巧の心とおちんちんをとろとろ蕩けさせちゃうんだ。
そうすれば、いつか巧もわかってくれる。きもちいことは悪いことじゃない。ぴゅっぴゅってイっちゃうのはいいことなんだと。気持ちがいいことなんだと。巧と一緒のお風呂。一回した後に、湯船の中で巧のおちんちんを揉んであげながら何回もイかせてあげる。ほら、もっとお姉ちゃんに甘えていいんだよ。私の胸の中でもっともっと、もっと気持ちが良くなろうね。
「あっあっ。茜姉さん……すごい、うあああ、またでちゃう、またでちゃうよおお」
「いいぞー巧。ほら、遠慮しないで、今度はお姉ちゃんのおっぱいでイこうね?」
いつか、武智と巧の二人で私を犯してくれる日が来てもいいように。
本当にエッチな私を巧が全部受け入れてくれますように。
ほらぁ、巧もこっちにきちゃいなよ。ほらほらこしゅこしゅしてあげるから。出したあとでもこしゅこしゅ擦ってあげるから。
ふふふ、今日もいっぱい出したね。えらいぞ?